歩けないほどの坐骨神経痛　椎間板ヘルニアと梨状筋症候群の違いとは？

などとお悩みではないですか。

当院は毎月700人以上の来院があり、坐骨神経痛を訴えて来院される方も多くいらっしゃいます。

このブログを読めば、坐骨神経痛の原因や、整体で改善できるかどうかが分かります。

目次

• 坐骨神経痛とは
• 坐骨神経痛がおこる原因とは
• 椎間板ヘルニアが坐骨神経痛の原因？
• 坐骨神経痛はお尻の筋肉が原因？　梨状筋症候群とは
• 整体で坐骨神経痛を改善出来るの？　
• まとめ

坐骨神経痛とは

坐骨神経がなんらかの形で圧迫されることで発生する痛みです。

坐骨神経とは、お尻から足の裏側を通り足の指まで伸びている鉛筆程の大きさの神経です。

坐骨神経痛は、坐骨神経の走行に沿って痛みや痺れが発生します。

そのため、座っていると痛い、立っていると痺れるなどの症状が起こります。

坐骨神経痛が起こる原因とは

前述のとおり、坐骨神経痛は坐骨神経が圧迫されることで起きます。

坐骨神経痛が起こる原因は大きく分けて二つあります。

①筋肉が原因となって発生する坐骨神経痛

➁腰椎の疾患が原因となって発生する坐骨神経痛

です。

①筋肉が原因となる場合

座骨神経を筋肉が圧迫することで坐骨神経痛が起きる場合があります。

それが梨状筋症候群です。

梨状筋症候群についての詳しいことは後述します。

➁腰椎の疾患が原因となる場合

腰椎の疾患によっても坐骨神経痛が起こります。

坐骨神経痛が発生する代表的な疾患

• 腰部脊柱管狭窄症
• 腰椎椎間板ヘルニア
• 腰椎すべり症
• 腰椎分離症

など、上記以外にも坐骨神経痛を引き起こす疾患は多くあります。

椎間板ヘルニアが坐骨神経痛の原因？

坐骨神経痛があり、病院で検査してみたら椎間板ヘルニアだったということは少なくありません。

椎間板ヘルニアを簡単に説明しますと

背骨の一つ一つ（椎骨）の間に、クッションの役割をしている軟骨（椎間板）があります。

その軟骨の中に核（髄核）が存在し、なんらかの理由で核が突出、または脱出して神経を圧迫します。

それによって腰部や下肢に痛みや痺れが起きます。

そのため、椎間板ヘルニアと坐骨神経痛は大きく関係していると言えます。

整体で行う椎間板ヘルニアの簡易検査としては、SLRテスト（下肢伸展挙上テスト）があります。

SLRテストとは

下位腰椎の椎間板ヘルニアに対する最も重要な疼痛誘発テストである。患者を診察台上に仰臥位にする。検者は患者の横に立ち，検査をする下肢を股関節基本位とする。一方の手を足首の下に置き，他方の手を膝関節を伸展位に保持するために膝蓋骨の上に置く。膝関節伸展位を保ったまま下肢を挙上していく。正常では７０°以上まで疼痛なしで挙上可能である。７０°未満の角度で坐骨神経に沿った疼痛が誘発された場合を陽性とする。陽性の場合にはL4-L5またはL5-S椎間板ヘルニアが強く疑われる。

標準整形外科学　第11版　P523、P524　引用

SLRテストの結果は非常に高い確率で一致しますが、SLRテストが陽性であるから必ずしも椎間板ヘルニアであるという判断は難しく、更に詳しく知る必要がある場合はMRI検査をするとよいでしょう。

SLRテストの結果をふまえ、坐骨神経痛が椎間板ヘルニアから起きている可能性が低いと考えられる場合には、原因は他にあるのではないかと推測することが出来ます。

坐骨神経痛はお尻の筋肉が原因？　梨状筋症候群とは

筋肉が原因で坐骨神経痛が起こると前述しましたが、その原因となる筋肉が梨状筋と言います。

以下の画像をご覧ください。

梨状筋と坐骨神経の位置関係が分かりましたでしょうか。

なぜ梨状筋が原因となるのかと言いますと、それは近くを坐骨神経が通っているからです。

この梨状筋が硬く収縮してしまった場合に坐骨神経が圧迫される可能性があります。

そのため、梨状筋と坐骨神経痛は深い関係があるのです。

坐骨神経痛で病院に行き、いろいろ検査をしたけれど原因が特定出来なかったという人は、梨状筋症候群の疑いがあります。

整体で坐骨神経痛を改善できるの？

結論から申し上げますとお役に立てる場合とそうじゃない場合があります。

お役に立てる場合

梨状筋症候群のように筋肉が原因となって発生する坐骨神経痛の改善は可能です。

一度での改善は難しいですが、原因となる筋肉を何回かの施術で緩めていくことで坐骨神経痛が改善したケースは多くあります。

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お役に立てない場合

疾患が原因となって発生している坐骨神経痛の場合、必ずしも改善出来るわけではありません。

なぜなら、疾患を治すことが出来るのはお医者さんであって、整体の分野ではないからです。

しかし、直接改善することは難しくても、疾患+梨状筋症候群で坐骨神経痛が発生している可能性もあるため、整体を受けることによって坐骨神経痛の痛みや頻度が緩和される可能性があります。

一度当院にご相談ください。

まとめ

• 坐骨神経痛とは、坐骨神経がなんらかの形で圧迫されることで起こる
• 坐骨神経痛は、坐骨神経の走行に沿って痛みや痺れが起きる
• 坐骨神経痛の原因には、筋肉と疾患がある
• 梨状筋と坐骨神経の位置関係は近く、関係が深い
• 整体でも坐骨神経痛の改善が可能である

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