
まだ30代なのに腕が上がらない、これって五十肩!?
とお悩みではありませんか?
20代30代でも腕が上がらなくて悩んでいる方は多いです。
一般的に、腕が上がらないと「四十肩・五十肩」ではないかと言われます。
『まだ30代なのに……』とショックを受ける必要はありません。
しかし、放置していい理由にもなりません。現代人の肩は、スマホやデスクワークにより、30代で50年分の耐用年数を使い果たしています。これは『病気』ではなく、体からの『メンテナンス指令』です
年代に限らず、肩関節が原因で腕が上がらなくなる症状を全般的に四十肩・五十肩とよぶ方が多いです。
この記事では、
●四十肩・五十肩とはどのようなものか?
●年代に関係なく起きるのか?
●四十肩・五十肩の他に腕が上がらなくなる原因は何があるか?
について解説していきます。
目次
・まとめ
四十肩・五十肩の起きるメカニズム 退行変性とは?

四十肩・五十肩とは正式な診断名ではありません。
正式には
●肩関節周囲炎
●癒着性関節包炎
といいます。
こう聞くととても重篤な疾患のように感じてしまうかもしれません。
実際は、退行変性と言って、誰にでも起きている正常な老化現象の先に起きるものです。
退行変性とは加齢現象により、組織が擦り減って衰えていくことを言います。建築物で言うと経年劣化に当たります。
整形外科の教科書によると
50歳くらいに好発する肩の疼痛と可動域制限を主訴とする肩関節疾患を総称して五十肩とよぶ
腱板断裂や石灰性腱炎などの病態がはっきりした疾患を除外した残りの疾患群を五十肩とよんでいる
標準整形外科 第11版 P420 五十肩【概念】より
とあります。
言葉が難しく読むのが辛いですね。しかしそんなに高度なことを言っているわけでありません。
要するに、「肩が痛い・腕が上がらない」など明確な症状があるのに、検査をしても特に明確な疾患が見当たらないものを、五十肩とよんでいる、ということです。
ですから、たとえ30代でも、肩関節の組織の退行変性が進んでしまっていれば五十肩になる可能性はあります。
四十肩・五十肩は原因不明!?自然な老化現象

四十肩・五十肩の原因は「腱板の炎症・癒着」と説明されます。
しかし実際ははっきりとした原因は不明だと言われます。
●なぜ、放置しておいても半年から2年でまた腕が上がるようになるのか?
●なぜ、左右片方におきるのか?(両方の腕が上がらなくなる例はないようです)
など、現代の医学でもわからないことがおおいです。
そもそも体の不具合は、全身のバランスが崩れた結果として、特定の場所が症状をSOSとして発していることがほとんどです。
検索で多い『二の腕の痛み』 。
これは肩関節の癒着を、二の腕の筋肉(上腕二頭筋など)が無理に代償して引っ張られているサインです。患部のマッサージでは解決しません。
当院では肩甲骨の『遊び』を取り戻すことで、連動を正常化させます
患部ばかりにフォーカスしてみていっても、「木を見て森を見ず」でかえって本質や全体像を見失ってしまいます。
身体の器官のもともとの耐用年数が50年くらい?
「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」
の言葉に示される通り、一昔前は、人間の寿命は50歳位前後だったようです。
50年も肩関節に負担をかけていればいずれトラブルが生じるというのは、原因不明というより当然のことなのかもしれません。
肩だけではありません。
目はかすんで見えなくなってくるし、耳は遠くなります。

その他、体のありとあらゆる器官が、50代をさかいに急速に機能が衰えていくのは何の不思議もないことです。
そう考えると、「原因は何か?」と追及する事よりも
「こんなにも肩関節に負担がかかっていたんだ」
「体が悲鳴を上げているんだ」
という事実を重く受け止め、ケアしていくことの方が重要なのかもしれません。
四十肩・五十肩以外に考えられる原因 猫背・巻き肩
まだ、20代、30代なのに腕が上がらない、という症状に悩んでいる方が当院に多く来院されます。
いわゆる四十肩・五十肩の他にも腕が上がらなくなる原因があります。
一般的に知られている言葉でいう「猫背」「巻き肩」も腕が上がらなくなる原因の一つです。

試しに上図左のように背中を丸めて、肩に巻き、親指を内側に入れた状態で腕を横に上げてみてください。
どんなに健常な人でも、90度程度しか上がらないはずです。
次に上図右のように背筋を伸ばして親指を上に向けたまま、もう一度腕を上げてみてください。

真上まで上がる方も多いのではないでしょうか?
これは肩関節の仕組みがそうなっているからです。
「肩関節の内旋=巻き型」のままでは肩の関節の骨同士がぶつかって腕が上がらないようになっています。
たとえ20代、30代であっても、長時間のデスクワークなどにより猫背・巻き方のクセがついてしまうと、四十肩・五十肩でなくても腕は上がらなくなってしまうのです。
四十肩・五十肩というレッテルにこだわるのではなく、実際に自分の体の中で何が起こっているのかを見極めてから対処法を考えるべきです。
腕があがらないときは、患部の処置ばかりに終始することなく、姿勢の歪みを取ることで本来の肩関節の可動域を取り戻していくことが大切です。

まとめ
●四十肩・五十肩は特別な疾患というより退行変性(老化現象)にすぎない
●20代、30代でも腕が上がらなくて困っている人が多い
●猫背や巻き肩など姿勢のクセも腕が上がらなくなる原因になる
「いつか治るだろう」という甘い期待は、今日この瞬間で捨ててください。 放置して痛みが引いたとしても、それは治ったのではありません。動かさない期間に筋肉は癒着し、関節は本来の機能を失ったまま固まってしまうのです。
われわれはトリガーポイントセラピーによって脳と筋肉に正しい構造を叩き込み、耐用年数を超えたあなたの体に、新しい自由を取り戻します。
その痛みは、体からの最終通告です。 手遅れになる前に、専門家の手に委ねる勇気を持ってください。
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