腰痛の時は、病院に行けばよい？それとも整体院？

とお悩みではありませんか？

日常生活の中で感じる腰の痛みのほとんどは、姿勢の悪さや筋肉の疲労からくるものです。筋肉性の腰痛の場合、整体でまともな施術を受ければ「楽になった」と感じて頂けるものです。

ごくまれに腰痛でも病院での受診・検査が必要なケースもあります。

この記事では、病院に行った方が良いケース、整体に行った方がいいケースを自分で判断できるように解説していきます。

目次

・腰痛で病院にかかるべきタイミング

・先に病院にかかったほうが良いケース

・整体院で対応できるケース

・整骨院・接骨院なら保険で施術してもらえる？

・まとめ

腰痛で病院にかかるべきタイミング

腰痛が起きている原因によって、決まります。大きく3つに分けて考えます。

腰痛の8割以上は原因不明といわれます。それは検査をして病理が見つからない（②③ではない）という意味です。

ほとんどの腰痛は①の筋肉の疲労・コリ、ストレスなど日常の生活の負担からくるものです。

病院を受診する人の8割が、何も問題がないわけです。日常生活で慢性的に腰痛を感じている人が慌てて病院に行かなければならないケースはごく稀です。

◎一か月たっても痛みが変わらない or 悪化している

◎安静にしても楽な時がない

などただならぬ異変を感じたら一度、病院に行くのが安心です。

筋骨格の痛みであれば整形外科、内臓疾患が関係していれば内科での検査が必要です。

検査をして診断を下せるのは病院だけです。病院で「異常なし」となってから、整体にかかっても遅くはありません。

筋肉性の腰痛には病院の対処では満足できないことも

よく知られていることではありますが、ただの筋肉疲労からくる腰痛の場合、病院で満足のいく対処してもらうことはできません。

・牽引療法・電気治療・痛み止め・ブロック注射・湿布・コルセットによる安静固定などが一般的、治療法です。

重度の筋肉の硬さからくる腰痛にはあまり効果がないことが多いです。

ご自身で「いつもの腰痛」で特に危険がないと感じた場合は、整体で施術を受けた方がはやく楽になる可能性があります。

「病院に行くべきか？」「整体に行くべきか？」高度な専門知識がなくても、自分でおおよその判断はつけられます。

先に病院にかかったほうが良いケース

腰痛だけでなく、その他の症状も併発している場合です。

これらの症状が当てはまる時は内科を受診すると良いでしょう。

詳しくはこちらの記事もご参考ください。

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2022.01.21

これらの症状がある場合、整形外科を受診すると良いでしょう。重度の神経疾患が潜んでいるリスクがあります。

整体院で対応できるケース

日常腰にかかっている負担が悲鳴を上げて痛みが出ているケースは、整体施術がお役にたてることが多いです。

専門用語で「筋筋膜性疼痛」といいます。言葉は耳慣れないですが何も難しくありません。筋肉が凝りすぎて痛いというだけの意味です。

整体施術によって、体の歪みを整え筋肉の緊張をぬいていくことで、体が楽になっていきます。

整体では腰痛治療は出来ない！？

整体師は、医師免許を持っていないので治療行為は出来ません。できるのは「施術」のみです。

しかし、病気でも怪我でもない、それでも腰が痛くて、辛くて仕方ないという方のお役にたつことが出来ます。

それは、腰痛を治療しているのではなく、体の歪みをとり、本来の健康な状態に戻しているからです。

整体師が治すのではなく、腰痛を患っている方が自身の治癒力で良くなっていくのです。

整骨院・接骨院なら保険で施術してもらえる？

整骨院という名称は今後、厚生労働省のガイドラインにより禁止される方針です。「接骨院」が正しい名称です。

接骨院は本来、外傷による急性の症状に対する施術のスペシャリストです。

この記事で述べてきたような日常生活の負担からくる、慢性腰痛は接骨院の対応する症状ではありません。

全国保険協会のHPには次の様に述べられています。

 接骨院で骨折、脱臼、打撲及び捻挫（いわゆる肉ばなれを含む。）の施術を受けた場合に保険の対象になります。

治療を受けるときの注意

◆ 単なる肩こり、筋肉疲労などに対する施術は保険の対象になりません。このような症状で施術を受けた場合は、全額自己負担になります。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/sbb31706/1947-53767/

もしも接骨院で保険を使えるとしたら急性・亜急性のぎっくり腰で発症してから１週間程度までの期間となります。

以上をふまえて、ご自身の状態をみきわめて適切な場所でケアをしてください。

まとめ

●腰痛のほとんどは日常生活の負担、筋疲労からくる

●背景に病気が潜んでいる時は整形外科や内科へ

●通常の慢性腰痛に、接骨院で保険で施術を受けることはできない。