腰痛でおしりが痛い。おしりの筋肉が緊張してしまう仕組み

とお悩みではないですか？

実は人間は二歩足で立って歩いている以上、ある程度、腰が痛くなってしまうのは仕方ないことでもあります。

何が悪いのだろうと考えすぎることなく、筋肉がくたびれてしまっているだけなのですから、必要なだけメンテンナンスケアしていくという考え方が大切です。

腰痛は直立二足歩行の宿命！？

人間が二歩あしで立って歩けるのは、おしりの筋肉が発達しているからです。

ほかの四足動物や、ゴリラ、チンパンジーなどと比較してみると、とても分かりやすいです。

ゴリラは二歩足でも歩けるようにみえますが、実は短い時間だけです。基本的にはナックルウォークといってコブシを地面につけ四足に近い形で移動します。

写真を見れば明らかないように、腕や足の筋肉がムキムキに発達しているのに比べ、おしりの筋肉は、意外と小さいです。

人間が４歩足から２本足で立って歩けるようになるまでに、おしりの筋肉の発達が必要不可欠だったことが分かります。

立っていても座っていてもおしりは陰ながら働いている

「デスクワークで座っているからお尻が痛いのではないか？」

とおっしゃるかたがいますが、それは少し違います。

お尻の筋肉は立っていても座っていても、上半身の重さを支えてくれている以上、ずっと陰ながら働いてくれています。

筋肉の働きとして一般の人の認識に乗りやすいのは、「動かしている」ときですが、実際、体の痛みなどで問題になる筋肉は「姿勢を保持する筋肉」です。お尻の筋肉はその代表と言えるでしょう。

体のどこかが痛むときは「何が悪いんだろう」と犯人探しのようなことをするのではなく、「ここの筋肉はこんなに陰ながらはたらいて自分を助けてくれていたんだな」ととらえるようにすると解決までの身に乗りがはやくなりますよ！