
ぎっくり腰を年に2、3回繰り返してしまう。何か自分で出来ることはないかな?

はじめてぎっくり腰になった。こんなに痛いなんて。痛みが引くまで我慢するしかないの?
とお悩みではありませんか?
ぎっくり腰の多くは、時間の経過とともに少しずつ改善していきます。
強い痛みが数日で軽くなる方もいれば、違和感や動作時の痛みが数週間続くこともあり、回復までの期間には個人差があります。
そのため、「何日で治る」と一概に決めることはできません。
ただ放置していては、再発のリスクが高まってしまいます。
この記事では、ぎっくり腰に悩む方に、
●自分で出来る対処法
●悪化させないために気を付けるべき事
をお伝えしていきます。
目次
・まとめ
ぎっくり腰のメカニズムを知り、対処法を考える
ぎっくり腰は、正式な病名ではなく、突然起こった強い腰痛を一般的に表した呼び方です。
筋肉や筋膜、関節、椎間板など、腰にはさまざまな組織があるため、痛みの原因を一つに特定できないことも少なくありません。
実際の施術では、腰やお尻まわりの筋肉が強く緊張し、身体を動かしにくくなっている方も多くみられます。
当院では「ぎっくり腰だからこの筋肉が原因」と決めつけず、痛みが出る動作や姿勢、腰・股関節の動きなどを確認しながら施術を行います。

ぎっくり腰の原因は不明と言われます。
いろいろな説があります。大きく分けると
①筋肉の緊張、負担が限界を超えている
②腰の骨にトラブルが生じている
の2つに分かれます。(心因性の原因を指摘する人もいますが、ここでは省きます)
ぎっくり腰では、画像検査を行っても痛みの原因となっている組織を明確に特定できないことがあります。
そのため当院でも、「筋肉が原因」「骨が原因」と最初から決めつけることはありません。
実際に身体を動かしてもらい、どの動作で痛むのか、腰や股関節の動きにどのような特徴があるのかを確認しながら、その方の状態に合わせて施術を行います。


冷やすVS温める 自分で判断できるために

一般的には
●急性期・・・冷やして鎮痛する
●慢性期・・・温めて血行を促す
がセオリーです。
いずれにしてもケースバイケースなので一概に「こうすべき」と決めてしまわないことが大切です。
温めるにしても冷やすにしても、自分の体の声によく耳を傾けることです
その処置をしたことで
●症状が軽快していくなら、続ける
●症状が増悪していくなら、止める
というフレキシブルな対応が重要です。
ぎっくり腰の痛みの症状は主観的なものです。
「軽快しているか」or「増悪しているか」を正確に判断できるのは、自分自身しかいません。
まずは自分がしっかりとした知識をもって判断できるようになることが大切です。
どのケースにおいても間違いなく言えることは、急性期が過ぎた後も冷やし続けるのは、筋肉の面からも血行の面からもよくないということです。

動くのは、痛みが引いてから?悪化させない方法

一昔前のぎっくり腰の対処方針は
絶対安静
の一択でした。腫れ物に触るように患者さんに「動かないで下さい」とお願いしていたものです。
ぎっくり腰に限らず医学の常識は変化していきます。
今では、必要以上に安静にすることが、症状を長引かせ、慢性化させると言われています。
病院でも少しでも早く日常に復帰し、多少痛みが残っていても動くように促されます。
だからと言って、痛みがどんなにひどくて辛くても歯を食いしばって運動しなければいけないというわけではありません
大切なのは増悪(ぞうあく)要因を正しく知ることです。
腰痛の増悪要因とは?

ぎっくり腰になった直後は、前かがみになったり、重いものを持ち上げたりしたときに痛みが強くなることがあります。
特に床から荷物を持ち上げるような動作では、腰への負担が大きくなりやすいため注意が必要です。
痛みが強い時期は無理に動かす必要はありませんが、できる範囲で普段の生活を続け、少しずつ身体を動かしていきましょう。
このことを知っているだけで、雑誌やyoutubeなどでエクササイズを知っても、鵜呑みにするだけでなく、自分に合ったエクササイズを選択できるようになっていきます。
「ぎっくり腰が即時に治る魔法のエクササイズ」
は存在しません。体にとってプラスの刺激を繰り返し浸透させて症状を克服していく意識が大切です。
最初は背骨に負荷がかからないように、仰向けや四つん這いのエクササイズから徐々に始めていくことをおすすめします。

日常生活で気を付ける事

先に述べたように腰が曲がった状態で上方向から圧力がかかることがぎっくり腰を誘発します。
日常普段から姿勢に気を付け、背骨を守る意識が大切です。
腰痛になりやすいと一般的に言われている
☑体重増加・・・体重の増加は腰痛と関連する要因の一つとされています。
☑運動不足・・・身体を動かす機会が減ると、筋力や柔軟性が低下し、腰に負担を感じやすくなることがあります。
☑睡眠不足や生活習慣の乱れ・・・睡眠やストレスなど、身体的・心理的な要因が腰痛に関係することがあります。
など、明らかに良くないと分かっていることは極力避けたいものです。
「体重が何キロ増えると腰痛が何パーセント増える」という統計があるわけではありません。
体重だけに原因を求めるのではなく、食事・運動・睡眠など生活全体を見直していくことが大切です。
コルセットももちろん有効ですが、外付けの器具に頼らず、自分のインナーマッスルを活躍させることで、腰を守れるようになってほしいです。

腹筋は3層構造になっています。一番奥にある腹横筋が、コルセットの様に体幹部を取り巻いています。
腹横筋は、お腹の深いところにあり、身体を動かすときに体幹を安定させる働きを持つ筋肉の一つです。
ただし、ぎっくり腰は腹横筋だけで予防できるものではありません。
腰だけに負担を集中させない身体の使い方や、股関節・胸郭などを含めた全身の動きを取り戻していくことが大切です。
これをすると腰を痛める、という禁忌をたくさん自分のなかに持ってしまうと、生活に制限がかかってしまい好ましくありません。
多少のことでは痛めない、と自信を持てる体づくりをしていくことが最も大切です。
まとめ
●ぎっくり腰は突然起こる強い腰痛の総称で、原因を一つに特定できないことも多い
●必要以上に安静にせず、痛みの状態をみながら少しずつ日常生活に戻していく
●前かがみで重いものを持つなど、痛みが強くなる動作は無理に繰り返さない
●強い神経症状や発熱などがある場合は、整体ではなく医療機関を優先する
こんな腰痛は医療機関へ
突然の腰痛の多くは時間とともに改善していきますが、なかには整体よりも医療機関での検査を優先した方がよいケースがあります。
特に、
- 脚に力が入りにくい、麻痺が進んでいる
- 排尿・排便がしにくい、または漏れてしまう
- 股の周辺にしびれや感覚の異常がある
- 発熱を伴っている
- 転倒や事故など強い衝撃を受けたあとに痛みが出た
- 安静にしていても強い痛みが続き、急速に悪化している
このような場合は、ぎっくり腰だと自己判断せず、まず医療機関へ相談してください。
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