最近ランニングしてると膝が痛くて。
扁平足なんだけれどそれも関係してるのかな?
昔から土踏まずがない気がする。
私って扁平足なのかしら。
などとお悩みではないでしょうか。
当院は毎月700人以上の来院があり、その中には扁平足(偏平足)でお悩みの方もいらっしゃいます。
このブログでは、扁平足について出来るだけ難しい専門用語は使わずに説明していきます。
目次
- 扁平足(偏平足)とは
- 扁平足のデメリット
- 扁平足によって生じる影響とは
- 扁平足の原因とは 先天的、後天的な偏平足の違い
- 扁平足のチェック方法とは
- 扁平足の治し方 治療方法と予防方法とは
- 扁平足を改善したい方向け 足裏エクササイズ
- 扁平足に対して整体がお役に立てること
- まとめ
扁平足(偏平足)とは
扁平足(偏平足)とは、土踏まずがなく、足の裏全体がペタッと平になってしまっている状態です。
扁平足の大きな問題は土踏まずがないことであり、土踏まずは日常生活を送る上でも重要な役割をしています。
土踏まずは、体重を支えるクッションの役割を担っており、足の着地時、衝撃を吸収し逃がすことで体への負担を和らげます。
土踏まずの構造については下記のイラストをご覧ください。
上のイラストでわかるように、この3点からなるアーチが低くなったり、潰れてしまうことで、土踏まずが消え、扁平足になります。
扁平足のデメリット
扁平足のデメリット
- 足の着地時の衝撃を吸収できないため、疲れやすい。
- スポーツなどで故障しやすくなる。(膝や腰を痛めやすい)
- バランス、姿勢が悪くなり、転びやすくなるなど、怪我をしやすい。
- 人によっては足首がグラグラする感覚がある。
- 変形性膝関節症の原因になる。
扁平足は本来必要なクッションの役割が存在しないため、例えるなら毎日布団などを敷かずに床で寝ているようなものです。
そのような毎日を過ごしていたら、疲れやすいことや、身体を痛めやすくなることにも納得が行くかと思います。
また、床で寝ることより接地面積が少なくクッション性のない足で体重を支え、立ち続けることはそれ以上の負担かもしれません。
扁平足が原因で、全身の歪みに繋がっていく可能性もあります。
扁平足によって生じる影響とは
一般的に扁平足はスポーツをするにあたって影響が出やすいと言えます。
たとえば、マラソンやジョギングがいい例です。
土踏まずがクッションとなって衝撃を受け止めてくれない分、足への負担が大きいため、一定距離を走ったら痛みや疲労で走れなくなることが考えられます。
またバスケットボールやバレーボールのようなジャンプを多くするスポーツは、着地時の衝撃がうまく分散されない為、怪我にもつながりやすくなります。
また、土踏まずが潰れてしまったことで、かかとの骨が内側に傾き、バランスが悪くなってしまいます。
そのため、転倒のリスクが増えることや、バランスを保つために様々な筋肉への負担が増える可能性があります。
扁平足の原因とは 先天的、後天的な扁平足の違い
扁平足には、先天的なものと、後天的なものがあります。
その割合は先天的が9割、後天的が1割となります。
先天的な扁平足
幼少期から成長する過程で骨や筋肉等が上手く発達せず、足裏に土踏まずが形成されなかったことが原因となって生じる扁平足です。(三歳ぐらいまでは土踏まずがなくても正常で、成長過程で形成される。)
後天的な扁平足
先天的な扁平足と異なり、サイズの合わない靴、ヒールを履くことや、筋力不足、体重増加など、日常生活の中で少しづつ土踏まずが潰れてしまい生じる扁平足を言います。
つまり、原因は先天的な骨や筋肉の形成異常による場合と後天的な要素(日常の過ごし方など)から生じる扁平足に分かれます。
そのため、後天的な要素から扁平足になってしまった場合は、その原因を特定し改善することや、足裏のトレーニングをすることで改善が可能です。
扁平足のチェック方法とは
扁平足を判断する方法は2つ
- レントゲンを撮る。
- 簡易的なチェック法を用い判断する。
レントゲンを撮る場合
レントゲンは骨の状態が視覚的にわかります。
レントゲンの結果を見て、アーチ効率というのを計算し、扁平足と判断します。
この方法のメリットは、お医者さんから診断が得られることです。
デメリットは、レントゲンを撮ることで放射線の被曝があること、費用と手間がかかることです。
簡易的なチェック方法を用いる場合
床に足をつけた状態で、土踏まずと床の間に指を入れて隙間を見ていきます。
この際、指が土踏まずと床の間に入る場合は正常、指が入るスペースがない場合は扁平足の可能性があります。
この方法のメリットは、その場で簡単に行えることです。
デメリットは、簡易的ゆえに正確な判断とまではいかないことです。
もし、本当に扁平足なのかを知りたい場合はいきなり病院へ行くのではなく、簡易的な方法を試した後に整形外科を受診することをおすすめします。
扁平足の治し方 治療方法と予防方法とは
治療方法は、先天的か後天的かによって変わってきます。
なぜなら先天的な扁平足の場合は、原因が構造的(骨の発達異常など)な要素が強いため、後述する後天的な扁平足の治療方法とは異なります。
先天的な扁平足の場合
- 足底挿板(足底板、インソール)を使用し、負担の軽減
- 手術による矯正
1.足底挿板を使用
足底挿板を靴に入れることで、土踏まずの代わりの役割をし、足や膝、股関節、腰への負担を軽減します。
また足底挿板を使わなくても、それに代わるクッション性の高い靴を選ぶことで負担の軽減が可能です。
2.手術による矯正
重症の場合には手術による矯正という選択肢があります。
手術内容は踵の骨を切って補正したり、切れた腱を別の腱を使って再建したりします。
後天的な扁平足の場合
- 足裏の筋力を鍛える
- ダイエットする
- ヒールなどの負担が大きい靴は避ける
上記のことは扁平足の予防方法としても有効です。
足裏の筋力を鍛える
筋力不足から起こる扁平足は、トレーニングをすることで足裏のアーチを回復させることができます。
普段から足裏を鍛えることで筋力低下による足底アーチの崩れを予防できます。
ダイエットする
肥満によって足裏の脂肪が多くなって起きる扁平足の場合は、ダイエットによって足裏の脂肪を減らす必要があります。
普段からダイエットを心掛ける事で扁平足の予防だけでなく体全体の負担軽減にもつながります。
ヒールなどの負担が大きい靴は避ける
ヒールはただでさえ一般的な靴よりも足への負担が大きい靴です。
扁平足の人がヒールのような負担のかかる靴を避けることで症状の悪化を予防できます。
扁平足を改善したい方向け 足裏エクササイズ
1.カーフレイズ
まず普段通りに立ちます。
そこから背伸びをするようにかかとをゆっくりと上げていきます。
そこからゆっくりとかかとを下ろしていきます。
上記の動作を繰り返します。
回数は20回を1セットとし、1日に1~3セットを目安にやりましょう。
(負荷が物足りない人はかかとの上げ下げをかなりゆっくりめで行うと効果的です。)
2.カーフレイズ変法
つま先を内側に向けた状態で行うカーフレイズです。
つま先が内側を向くことで刺激が入る筋肉が変わります。
やり方は通常と一緒ですので、ぜひやってみてください。
1.タオルギャザー
タオルを一枚用意し、椅子に座ってタオルの上に足を乗せます。
その状態から足の指を使ってタオルをつかんでいきます。
足の指でタオルをつかんで、離してを交互に繰り返し行っていきます。
これを繰り返していくことで徐々にタオルが短くなっていきますので、ある程度のところまでで1セットと決めて行いましょう。
1日1~3セットを目安に行っていきましょう。
写真では片足で行っていますが両足で行っても良いです。
扁平足に対して整体がお役に立てること
「扁平足は整体にお任せください!!」
と言えたらカッコいいですが、整体に「扁平足が治る特別な施術」というものはありません。(扁平足が治ると謳っている整体院もありますが)
では、整体が扁平足の改善に対してなにが出来るのかと言いますと
- エクササイズ指導
- 歩き方指導
- 日常生活の指導
- 扁平足によって起きる全身の歪みへのアプローチ
など様々な方法があります。
先述のとおり施術で扁平足を直接改善することは出来ませんが、運動+生活での意識を変えることで間接的に改善できる可能性があります。
もちろん先天的な扁平足を含む、全ての扁平足が上記の方法で改善出来るわけではありません。
ですが、先天的であっても、後天的であっても共通している部分は、全身に負担や、歪みが生じやすいことです。
そのため、整体がお役に立てる部分は大きいのではないでしょうか。
扁平足であることによって、体のあちこちに出てしまった痛みや、左右差などは整体で改善していくことが可能です。
扁平足を完全に治すことは出来なくても、体をケアしていくことは出来ます。
もし、扁平足でお悩みでしたらぜひ当院にご相談ください。
まとめ
- 扁平足(偏平足)とは、土踏まずが潰れてしまった状態。
- 土踏まずはクッションの役割をしているため、扁平足だと負担がかかりやすい。
- 扁平足は疲れやすく、スポーツをする際や日常的にも怪我をしやすくなる。
- 原因は先天的か後天的かによって大きく分けられ、改善の方法も異なる。
- 扁平足のチェック方法はレントゲンが確実であるが、簡易的な方法もある。
- 扁平足の改善に向け整体が出来ることは多くある。
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