先日、「自分が写った写真を見た時の、巻き肩がショックだった・・・。」と女性の患者さんが来院されました。当院に来院される初回の患者さんに、自分の姿勢で気になることはありますか?と伺うと、【巻き肩】とお答えになる方が3人に1人はいます。ご自宅で意識的に出来るものがあればと思い、今回はセルフストレッチ●セルフエクササイズ●セルフマッサージについて記事を書きました。巻き肩の原因&デメリットについても、簡易的に載せてあります。巻き肩でお悩みの方は、このまま読み進めてみて下さい。
巻き肩について詳しくは、こちら👇
目次
- 肩甲骨の位置のズレ
- デスクワーク
- 生活習慣の影響
- 呼吸が浅くなる
- 見た目で損をする
- こりや痛み、体の不調に繋がる
- 胸の筋肉
- 肩甲骨の裏側の筋肉
- 腋の筋肉
- 背中の筋肉
- 壁を使ってストレッチ
- タオルストレッチ
- 道具なしストレッチ
- とにかく大きく肩甲骨を動かす!
- 3本指でクルクル、胸の筋肉ほぐし
- 片手を挙げて、腋の筋肉をわし掴み
なぜ、巻き肩になるのか?
肩甲骨の位置のズレ
巻き肩とは、肩関節の内旋といいます。肩関節は、肩甲骨の動きと非常に密接です。この肩関節の内旋とは、肩甲骨を外側(外転)にズレやすくしてしまいます。肩甲骨の位置を、背中の本来の場所に戻してあげないと、巻き肩は治りません。
デスクワーク
デスクワークは、肩を内に巻き込みやすい姿勢です。この状態が長く続けば、立った時にも、巻き肩になってしまいます。
生活習慣の影響
●横向きで寝る
下側の肩が内に入る為、巻き肩の原因のひとつになります。長時間、同じ向きで寝るのを避け、寝返りを打つ・仰向けで寝る時間を作ってみて下さい。
●長時間のスマホ操作
デスクワークと同様、巻き肩の原因になります。
●歩き方
手を前に振るだけの歩き方は、巻き肩の原因になります。腕は、後ろに大きく引いてあげると、肩甲骨を中心に寄せることが出来ます。意識して、取り入れてみて下さい。
巻き肩のデメリット
●呼吸が浅くなる
巻き肩の姿勢は、胸部を圧迫をします。胸を開くことが難しくなり、深く呼吸をすることが難しくなります。
●見た目で損をする
どこか、自信がなさそうな印象を与えてしまいます。巻き肩を治したい一番の理由は、これではないでしょうか?
●こりや痛み、体の不調に繋がる
肩こりや頭痛、四十肩、腕が上がらないなど。その他の、体の不調に繋がることがあります。
巻き肩に関係する筋肉とは
胸の筋肉 大胸筋 肩を内側に巻き込む/ 小胸筋 肩甲骨を外側に移動させる
肩甲骨の裏側の筋肉 肩甲下筋 肩を内側に巻き込む
腋の筋肉 前鋸筋 肩甲骨を外側に移動させる
背中の筋肉 広背筋 肩を内側に巻き込む
お家で出来るセルフストレッチ3選
●壁を使ってストレッチ
1.肩と同じ高さに腕を伸ばします。
2.手のひらは上に向け、小指の面を壁につけます。
3.手は固定したたまま、体を反時計周りにねじります。息を止めずに、20秒静止。
※反対側も同様に行います。
【正面向き】
胸〜腕の筋肉が、伸ばされているのを感じられます。
※写真の様に、腕の高さを段々上にあげてみて下さい。伸びる感じが変わります。
●タオルストレッチ
- 足を肩幅に開き立ちます。
- タオルを肩幅よりも広く持ち、上にあげます。ここで、息を止めずに20秒静止。
- タオルを肩よりも下におろします。ゆっくりおろした所で、息を止めずに20秒静止。
※腰は反らしすぎず、肩甲骨を内側に寄せることを意識します。
●道具なしストレッチ
- 足を肩幅に開き立ちます。
- 伸ばしたい方の手首を、反対側の手でつかみます。
- 腕は上へ伸ばし、体は横に倒します。そこから、息を止めずに20秒静止。
- 反対側も同様に行います。
※腰ではなく、脇腹あたりを伸ばします。
- 足を肩幅に開き立ちます。
- 両腕を肩の高さにあげ、手のひらを外側に向けます。
- 肩を下げながら、肩甲骨を内側に寄せます。ゆっくりおろした所で、息を止めずに20秒静止。
※腰は反らしすぎず、肩甲骨を内側に寄せることを意識します。
お家で出来るセルフエクササイズ3選
●とにかく大きく肩甲骨を動かす!
1.背中の後ろで、手を組みます。
2.背中から手を離さず、時計回りに30回、回します。
3.反時計回りにも30回、回します。
- 足を肩幅に開き立ちます。
- 両腕を、肩と同じ高さに上げます。
- 手のひらを外側に向けます。
- 前•後ろに各30回、回します。
※肩から大きく回します。
- 足を肩幅に開き立ちます。
- 手の甲を内側に向けながら、肩を内側に回します。
- 手のひらを外側に向けながら、肩を外側に回します。
※ゆっくり大きく、15回往復します。
お家で出来るセルフマッサージ2選
●3本指でクルクル、胸の筋肉ほぐし
- 指3本で、優しく円を描くようにマッサージします。
- 鎖骨の下から胸全体を、指の腹でクルクルと円を描くように回しながら、マッサージします。
- 回数に制限はありませんが、強すぎない力加減で行ってください。
※反対側も同様に行います。
●片手をあげて、腋の筋肉をわし掴み
- 片手を、水平に上にあげます。
- 反対側の手で、強すぎない力加減で、腋のくぼみをわし掴みします。
- 上にあげている方の腕を、体の前に持っていきます。
- ゆっくり大きく、横・前に15回往復します。
- 下から始め、一か所終えたら上へ場所を移動します。
※反対側も同様に行います。
継続は力なりです!一日2~3セット行ってみて下さい!
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