整体と一口に言っても施術法が色々あるらしい。施術効果が医学的に確かめられている方法はあるの?
テレビや雑誌でトリガーポイントという言葉は聞いたことがあるけれど、詳しくは分からない
とお悩みではありませんか?
ふじさわ整体院では長年にわたって、トリガーポイントへのアプローチを使って施術を行ってきました。2022年度の実績で、年間8400人以上の方の体の悩みに向き合ってきました。
トリガーポイントを使った整体法について豊富な施術実績があります。
この記事では、
●トリガーポイントとはどういうもので、どんな効果があるのか?
●ふじさわ整体院の行っているトリガーポイント整体の施術方法
について解説していきます。
目次
・まとめ
トリガーポイントとは?起源はアメリカ
トリガーポイントは日本語では「痛みの引き金点」や「発痛点」と訳されます。筋肉が硬くなって痛みをほかの部位にまで飛ばすようになった点をトリガーポイントとよびます。
一番の特徴としては「筋硬結」。筋繊維が絡みあって固くなっていることです。
トリガーポイントと聞くと、耳慣れなくて難しく感じるかもしれません。
しかし実は誰でも体感的にはすでに知っていることです。
☑肩が凝りすぎて頭が痛い
☑首の調子が悪いと思っていたら手までしびれてきた
☑お尻がだるくて、もも裏までピリピリしてきた
☑脚の付け根が痛い時は膝も一緒に痛くなる
これらの症状は、トリガーポイントが原因で起きているかもしれません。
これら体感的には誰でも知っている「筋肉が凝りすぎるとほかの場所まで具合が悪くなる」現象を、医学的・学術的に研究した人がいます。
ジャネット・G・トラベルとデイビッド・G・サイモンズという2人のアメリカのお医者様です。
トラベル医師は、JFケネディー元大統領の主治医をするほど当時のアメリカでは著名な方だったようです。
研究の成果が体系的にまとまったのはの1980年代の事です。
上図が研究結果の一覧です。
×がついているところがトリガーポイント、赤く色づいているところが痛みが出ているところです。
×がついているところから赤い所に痛みが響いていくのを「関連痛」と呼びます。
当時は、トリガーポイントに注射器で高張食塩水を打ち込んで、関連痛がでるパターンを突き止めていったそうです。
トリガーポイントが悪さをして痛みが出していることは分かりました!
ではどうすれば良くなるのでしょう?
トリガーポイントの施術法 押す以外に何がある?
トリガーポイントにアプローチすると、痛みが和らいでいくことはアメリカの有名なお医者さんによって実証されているという事まで説明しました。
次にそのアプローチの方法です。
以下の5つの方法がトリガーポイントをリリース(解放)するのに有効であると分かっています。
☑スプレー&ストレッチ法
☑PNF・PIR
☑超音波療法
☑鍼灸
☑虚血圧迫法
ひとつずつ順に解説していきます。
スプレー&ストレッチ法
コールドスプレーという専用のスプレーを使って筋肉を冷やし、感覚がマヒしている間にストレッチをかける方法です。
スプレーをかけることが大切なのではなく、ストレッチをかけ筋肉が伸びていく中で、トリガーポイントが解消されます。
ただぎっくり腰など急性症状、重度の症状の方にストレッチをかけることはできません。その為スプレー&ストレッチという方法が考えられました。専用のスプレーが手に入りづらく現在の日本では広く行われているとは言い難い方法です。
PNF・PIR
正確に定義すると「筋肉の長さが変わらない状態での筋収縮(等尺性収縮)を一定時間続けたあと、引き続いて筋肉が弛緩する現象をPIR」といいます。
この項目は難しく、記事全体の理解には関係が薄いので読み飛ばしていただいたも大丈夫です。
五十肩などで長年にわたって錆びついてしまった関節に行い可動域を回復させる手技です。
理学療法士さんがリハビリの現場でよく使います。
超音波療法
組織の中に振動エネルギーを伝え熱を発生させることで筋肉の硬結を緩めていきます。
専用の機器やジェルがないとできないのが難点です。
柔道整復師さんが接骨院で行ってることがおおい方法です。
鍼灸
鍼と聞くと、経穴(ツボ)に指すものというのが一般的なイメージかと思います。
研究によるとトリガーポイントと経穴(ツボ)は7割が一致するそうです。
鍼治療のなかにはトリガーポイントへアプローチするものもあります。
筋肉の層の深くまでアプローチできるメリットがありますが、鍼が怖い方にはどうしても不向きと言わざるをえません。
国家資格を持った鍼灸師さんでないと行うことが出来ません。
虚血圧迫法
皆様が想像されるいわゆる指圧やマッサージに近い方法です。
筋肉を触診し、トリガーポイントをみつけ、指や肘で押圧していきます。10秒ぐらいじっと静止していると徐々に硬結が緩んでいくのが感じられます。
十分な時間静止した後に、すぐに圧を抜くと、血行が促進されます。
皆様が日常で行う「マッサージ」を解剖学的根拠にのっとり行っているものです。筋肉を揉むのではなく静止圧をメインに使うのが特徴です。
筋肉をほぐされることに慣れている日本人の体にあっていて広く受け入れられやすい方法です。
技術が未熟すぎると揉み返しが起きますが、それ以外、デメリットがほぼ見当たりません。誰もが恩恵を受けやすい方法です。
以上みてきたように、トリガーポイントをリリースするには様々なアプローチ法があります。
大きな違いは、道具がいるかいらないか、という事です。
ストレッチや虚血圧迫法は道具に頼らない分、手技の技術の鍛錬次第でいくらでも効果を高められます。
どの方法をとるにしても熟練度で大きな差が出ます。道具をつかう他の方法に比べて手技療法の方が効果が劣るという事はありません。
ふじさわ整体院では、虚血圧迫法をメインにストレッチ法と組み合わせて行うことで、効果的にトリガーポイントをリリースしています。
トリガーポイントを「シンプルに指で押す」だけでなくいろいろ専門的な方法があるのですね。ただ結局「シンプルに指で押す」方法が最も体に負担も少なく効果的なのですね!
トリガーポイント整体の効果 整体はエビデンスがない?
整体療法には医学的に効果があると実証されていない、と言われることがあります。いわゆるエビデンスがないと。
トリガーポイントは筋肉の硬結・過緊張ですからいわゆる疾患ではありません。
血液検査をしてもレントゲン、MRIやCTなど画像検査しても、異常が見つかるものではありません。
また整体で扱う症状は「不定愁訴」と言ってもともと診断が定まらない、それでも体が辛いという症状です。
もともとが主観的な訴えを対象としているのでエビデンス(客観的な裏付け)が成立しづらいのは当然と言えます。
その中でも、トリガーポイントに対するアプローチは、もともとがお医者様によって医学的に研究されたものです。
「トリガーポイント注射」として整形外科やペインクリニックでも行われています。医学的根拠がないということはできないでしょう。
病院で行うトリガーポイント治療
トリガーポイント注射について実際に治療を行っているブロック注射クリニックのHPより引用します。
トリガーポイント(押すと痛いツボ)をみつけて、そこに麻酔薬を注射します。 2~5ヶ所が対象で、皮膚から浅い部分(0.5~1cm)に連続して注射します。合併症がほとんどないため、多くの整形外科でも行われています。保険が適応されます。
https://www.kaoru-pc.jp/nerveblock/injection06/
局所麻酔薬と消炎鎮痛薬を打ち込めば痛みが緩和するのは、ある意味当然です。
即効性はあるでしょうが再発予防ケアまでしてくれるとは限りません。
整体で行うトリガーポイントセラピー
整体では、目の前の痛みを取り除くことのみにこだわるのではなく、
●そもそもなぜ、筋肉のその部位にトリガーポイント(硬結)が生じてしまったのか?
という根本的な要因に目を向けていきます。
痛みが出ている筋肉だけに固執するのではなく、背骨を中心として体全体の歪みを整えて行きます。
継続してメンテナンス施術を行うことで、トリガーポイントが発生しづらい体づくりを目指します。
症状が治まった後も、メンテナンス施術を受けることで全身の健康状態が良くなっていきます。
まとめ
●トリガーポイントはアメリカの医師によって研究され確立された技術
●アプローチする方法はさまざまだが、虚血圧迫法(押圧)が道具も不要で効果が高い
●痛みを即時に取りたいだけならばペインクリニックでトリガーポイントに局所麻酔を注射する方法も実際に行われている
●ふじさわ整体院では押圧とストレッチの組み合わせで体全体の状態を良くすることを目指す
トリガーポイントセラピーについてはこちらの記事もどうぞ
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