整体は何に効くの？初めて整体を受ける方へ自分に合う院の選び方をご紹介

と疑問をお持ちではないですか？

統計によると、一度も整体院などの施術所を利用したことのない方が国民の６割以上を占めるそうです。

一度も整体の施術を受けたことのない方にとっては

◎そもそも何に効くのか？

◎どんな症状に効果があり、どんな症状には効果がないのか？

分からないのは当然のことと思います。

この記事では、年間で9000人以上のご来院がある整体院を経営している筆者が、整体が効く症状と効かない症状の違いについて解説していきます。

目次

・整体が効く症状は？

・整体が効かない症状は？

・自分の症状に合う院の選び方

・まとめ

整体が効く症状は？

●「日常生活の負担からくる、病気ではないけれども体が不調な状態」に効きます。

整体はすべての症状に対応できるわけではありません。

病気やケガでもないのになぜだか体が辛い、日常生活が辛い、という方のお役にたてるのが整体です。

症状が出ている原因を見極める

症状の名前だけで整体の適応かどうかを判断することはできません。

整体の適応かどうかを知るためには、その症状が出ている原因を見極める必要があります。

原因のちがいは大きく分けて二つあります。①機能性の障害か②構築性の疾患かの違いになります。

言葉が難しすぎるので、それぞれ解説します。

まだ分かりにくいので、腰痛を例にとって説明します。

整体が効くのは①のみです。ほとんどの腰痛は、①のように特に背景に疾患があるわけでなく日常の負担で痛みが出ているものです。

「病院の検査では何も異常なし、と言われたのに症状が辛い」ときは整体療法の出番です。病院と整体院のどちらが優れているか比較するのではなく、最初から役割が違うものなのです。

病気でもないのに体が辛い状態を東洋医学の言葉では「未病」というようです。

頭が重い、肩・首コリ、腰痛、背中が痛い、足がむくんでだるいなどなど…

これらの症状の多く（8割以上）は何か特定の病気があるわけでもないけれど、日常生活の負担が限界を超えて現れてくるものです。

整体が効かない症状は？

疾患が関係している場合です。

背中や腰の痛み、頭痛やしびれの背景に以下のような疾患が潜んでいる可能性があります。

どんなに優れた手技療法でも疾患を治せるものはありません。

外傷がある場合も整体の適応外です。

言うまでもない当たり前のことと思われるかもしれません。ただ

◎骨粗しょう症があり、強くぶつけたわけでもないのに肋骨にひびが入っていた

などご本人も自覚がないままに外傷を負っているケースがあり注意が必要です。

「まず害することなかれ」という言葉があります。

最初の見極めを誤ると、整体が「効かない」どころか施術を受けて悪化するケースすらありえます。

本当の専門家は専門分野外の物には手を出さない

世間では、治せるはずのないものまで整体の適応の様に謳っている宣伝をしばしば目にします。

何か症状があって体が辛い時は正常な判断が鈍ることがあり得ます。

症状の重さで判断するのではなく、症状が出ている背景に何が潜んでいるか見ていくことが欠かせません。

病理があるのならば、その病理に沿った治療が必要です。

整体に通う事で、正規の医療から足を遠くことがあってはなりません。

自分の症状に合う院の選び方

整体の適応かどうかを見極めるために、問診と検査があります。必要な専門知識があれば問診のみでおおよその見極め（鑑別）ができると言われます。

しかし一般の方に、自分の症状はどこに行ったら診てもらえるのか、判断するのはなかなか難しいのではないでしょうか？

問診で質問する基本的な項目をご紹介します。

以下をチェックしてみてください。

これらをチェックしただけでも、特別な専門知識がなくてもおおよその当たりはつけられるのではないでしょうか？

背景に疾患がなさそうだなとおもったら整体院に相談してみてください。

しっかりとまずは問診をしてくれる院、何に効いて何に効かないかまでもしっかり説明していくれる院をオススメいたします。

まとめ

●整体で対応できるのは、疾患が背景にない症状。日常の生活習慣からでてくる体の不調

●疾患を治せる手技療法はどこにも存在しない

●自分のなかに少しでも不安な要素があれば、まずは病院の検査を受け、「異常なし」となってから整体にかかっても遅くはない