
前から歩き方が変だって指摘されることがあって鏡を見たらガニ股のような歩き方をしていました。いろいろ調べてみたら「O脚」の可能性が出てきたので、一度どこかで見てもらいたいな。

スキニーのようなぴちっとしたパンツが好きだけど、膝の間が離れちゃってるから似合わない。
一度整体でO脚って言われたことがあって、気にしてなかったけれど、やっぱり改善したいわ。
などと悩んでいませんか?
当院は毎月700人以上の来院があり、O脚に悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
O脚であることのデメリットは、見た目が悪い、細身のズボンが似合わない、筋肉が張って疲れやすい、など挙げたらきりがありません。
このブログを読めばO脚に対しての理解と見た目以外にもどんなことに問題があるのかが分かります。
目次
- O脚とは X脚、XO脚との違い
- O脚の原因とは 機能的O脚と構造的O脚の違い
- O脚のデメリットやリスクについて 改善するとこんなメリットが
- O脚ってどうすれば改善できるの?
- O脚改善に向けたセルフエクササイズ
- O脚改善に整体が出来ること
- まとめ
O脚とは X脚、XO脚との違い

O脚
両足のかかと、くるぶしをつけて立った時に太もも、膝、ふくらはぎの間に隙間が空き、アルファベットの「O」の字に見える状態です。
見た目の問題や、O脚であることで生じるリスクも多くあります。
X脚
両膝が付かないO脚と違い、両膝は付くけれど両足のくるぶしが付かず、アルファベットの「X」の字に見える状態のことです。
XO脚
両膝が付かないO脚、両くるぶしが付かないX脚とも違い、両膝と両くるぶしが付きますが、ふくらはぎだけが離れてしまっている状態を指します。
別名、膝下O脚です。
O脚の簡単な判断方法
両足のかかと、くるぶしを付けて立った状態から、膝の間の一番出っ張った骨を探し、指を入れて何本入るのかを見ます。


1本以下=正常
1~2本=軽度O脚、O脚傾向
2~3本=軽度~中度O脚
3本以上=重度O脚
というようにO脚にも軽度~重度まであり、その重症度によって改善の難易度も変わってきます。
上記の方法で両膝の間に指が2本以上入る場合はO脚であると言っても良いでしょう。
特徴として自分はどのタイプなのかを把握することで対処方法も変わってきます。
O脚の原因とは 機能的O脚と構造的O脚の違い
O脚の原因

- 普段の立ち方や歩き方に問題がある(内股やガニ股など)
- 内転筋の筋力不足
- 脚を組む癖や、猫背による姿勢不良による骨盤の歪み
- 先天的な骨の付き方や、変形性膝関節症による骨の変形
- 運動不足
などが挙げられます。
日常的に運動不足で筋力が落ちている方や、長年の癖で歪みがある人に起こりやすいと言えます。

その中でも整体で改善が可能なものと難しいものがあり、以下の二つに分類されます。
- 機能的O脚
- 構造的O脚
機能的O脚
日常の癖や筋肉のバランスが崩れてしまったことによる後天的になったO脚のことです。
この場合は、日常の癖の見直しや、筋肉トレーニング、整体施術で改善が可能です。

構造的O脚
遺伝や生まれつきの骨格によるもの、くる病や変形性膝関節症などによる骨の変形、形成異常が原因となって起きるO脚のことです。
この場合は、機能的O脚と異なり、改善には病院での手術などが必要となります。

このブログでは、機能的O脚と構造的O脚という言葉が多く出てきます。
そのため、
機能的O脚=機能の低下(筋力低下や姿勢不良)によってなったO脚
構造的O脚=骨の変形や生まれつきの骨の付き方など構造に問題があってなったO脚
と大まかでいいので、覚えて読み進めてください。
O脚のデメリットやリスクについて 改善するとこんなメリットが
O脚であることのデメリット

- 下半身が広がって見える
- スキニーやレギンスのようなぴちっとした服装だとO脚が目立つ
- 外側の筋肉が張りやすい
- 脚がむくみやすい
- 歪みにより身長がすこし縮む
- 腰痛になりやすい
- 基礎代謝が落ちやすい
というように見た目以外にもO脚であることでさまざまなデメリットがあることがわかります。
O脚であることのリスク

- 股関節が内旋(内側に回る)することで股関節を通っている腸骨動・静脈が圧迫されることで下肢の血流が悪くなり、むくみや冷えに繋がる。
- 腸骨静脈が圧迫されることによる血流の停滞により血栓(血の塊)ができる可能性があり、確率は非常に低いが肺塞栓症に繋がる危険性も存在する。
- O脚だと膝に負担がかかりやすいため、加齢によって骨がもろくなってしまったときに膝の内側が潰れてしまう可能性がある。(変形性膝関節症)
というようにO脚を放置することはリスクでもあります。
O脚を改善するメリット

- スタイルがよくなり着たい服も着れるようになる。
- 歪みが矯正されることで身長が1~2cm伸びる可能性がある。
- 体にかかる負担が大幅に減る。
- 浮腫みが軽減または解消される。
- 基礎代謝が上がり、痩せやすくなる。
というようにO脚を改善することで見た目の悩みの解決、体の負担も減り、メリットしかありません。
上記のようなリスクを回避するためにも、若いうちからO脚矯正に取り組んでいくことをオススメします。
O脚ってどうすれば改善できるの?
まずは、機能的O脚か、構造的O脚か、それまた二つのタイプが混合しているのかを判断しなければなりません。
判断の方法はいくつかあります。
- O脚になった時期で判断
- 整体での姿勢の検査およびO脚エクササイズ後の変化を見て判断
- レントゲンを撮って判断
★O脚になった時期で判断
いつからO脚なのかによってどのタイプのO脚なのか判断する方法です。
例えば、生まれてからずっとO脚傾向だった人は構造的O脚である可能性が非常に高いです。
あまり覚えてない方は、身内の方に聞いてみたり、昔の写真の立ち方を見てみてください。
もし、身内にO脚が強い人がいるのであれば、遺伝の可能性もあります。
逆に、「昔はO脚ではなかった」「いついつからO脚になってきた」とわかっている場合は後天的な要素が強く、機能的なO脚である可能性が高いです。
★整体での姿勢の検査およびO脚エクササイズ後の変化を見て判断
姿勢の検査によって、O脚であるか(正常、X脚、XO脚など)や、その度合いの強さをみます。
その後、施術前との比較で、施術後+エクササイズ処方後の変化を見ていきます。
この際、すこしでも変化がある場合は機能的O脚か、機能的O脚+構造的O脚であるということがわかります。
全く変化がないという場合は、構造的なO脚であるという可能性があります。
★レントゲンを撮って判断

整形外科にてレントゲンを撮影する方法です。
レントゲンは骨の状態が一目でわかります。
レントゲンを見て、明らかな変形がある場合や、骨の付き方に問題がある場合は構造的O脚であることがわかります。
特に異常がないというのであれば、機能的O脚の可能性が高いです。
ここからはどうすればO脚が改善するのか、ケース別に解説していきます。
機能的O脚の場合
- 日常の癖の見直し(足を組む等)
- 筋力トレーニング
- 整体等で歪みの矯正
- 歩き方の改善
などを行うことで改善が可能です。
しかし、長年かけて少しずつ歪んでしまったものなので、すぐに改善というわけにもいきません。
整体で歪みを矯正すれば、すぐにO脚は改善するものだと思っている方も少なくないと思います。
整体の施術でO脚を改善出来るというのは事実ですが、それに加えて、日常の癖の見直しや、セルフで体操やトレーニングを継続していく必要があります。

そのため、改善には、中~長期的な期間がかかります。
構造的O脚の場合
基本的には改善が難しいです。
骨の変形や生まれつきの骨の付き方が原因となるため、改善には手術をするなどの必要があります。
機能的O脚との大きな違いは、日常の癖で徐々に歪んでしまったものではなく、骨の変形や先天的な歪みである点です。
そのため、整体で施術を受け、セルフトレーニングを継続しても限界があります。
二つのO脚が混合している場合
構造的O脚に加え、日常の癖や筋力不足等が合わさることで、O脚をより強くしている可能性があります。(構造的O脚+機能的O脚)
その場合、機能的O脚で紹介したような方法でO脚度合いを軽減することは可能です。
構造的O脚が合わさっている以上、完全に改善するというわけではありません。
ですが、O脚の度合いが強ければそれだけ負担がかかり、将来的に変形性膝関節症などリスクも増えてしまいます。
先天的なものだからと諦めず、改善が可能な部分はしっかりと改善すべきです。
O脚改善に向けたセルフトレーニング

O脚改善のために日常生活に取り入れていただきたいトレーニングを3つ程紹介します。
1.タオルを使っての内転筋トレーニング
2.足の重さを使った自重トレーニング
3.お尻を閉めて膝を近づける体操
1.タオルを使っての内転筋トレーニング
タオルを膝の間に挟み、内転筋を鍛えていきます。(タオルの代わりにペットボトルを使用しても可)
座位のパターン
1.椅子に座り、膝の間にタオルを適切な厚みに折って挟みます。

2.その後タオルを挟んだまま膝を近づけるように力を10秒ほど入れ続けます。

3.10秒経ったらタオルが膝から落ちない程度に力をを抜きます。
1~3の手順を5~10回程で1セットとし、1日に1~5セットを目安にやりましょう。
もちろん、上記の回数にこだわらなくても構わないので、無理のない範囲で行ってください。
立位のパターン
1.膝の間にタオルを適切な厚みに折ってを挟み、両足のくるぶしを付けるように立ちます。

2.その後タオルを挟んだまま膝を近づけるように力を10秒ほど入れ続けます。

3.10秒経ったらタオルが膝から落ちない程度に力をを抜きます。
1~3の手順を5~10回程で1セットとし、1日に1~5セットを目安にやりましょう。
応用
1.座位・立位の状態で膝の間にタオルを適切な厚みに折って挟みます。
2.そのままタオルを落とさない様に膝と膝を近づけ、力を入れた状態をキープします。


3.限界が来たところで力を抜き、休みます。
この応用編は、本を読みながらや、テレビを見ながらでも出来るので、「ながらトレーニング」としておススメです。
2.足の重さを使った自重トレーニング
1.横向きに寝ます。床側の腕を曲げて頭を支えるような体勢を作ります。

2.天井側の足をゆっくり天井方向へ挙げていきます。

3.挙げられるところまで挙げたらゆっくりと下ろしていきます。
2と3の動作を繰り返し行っていきます。
回数は10回を1セットとし、1日1~3セットを目安に左右必ず同じ回数で行ってください。
3.お尻を閉めて膝を近づける体操
1.初めに両足のくるぶしの間、5㎝幅の広さに広げ立ちます。

2.膝のお皿を外に向けるようにお尻をぎゅっと閉め、力を入れていきます。

3.お尻に力を入れたまま膝を近づけていきます。

4.膝を近づけた状態から3秒数え、力を抜きます。
2~4の動作を繰り返し行っていきます。
回数は10回を1セットとし、1日3セットを目安に行ってください。
O脚改善に整体が出来ること

これまでO脚について説明してきましたが、O脚(機能的O脚)は整体でも改善が可能です。
整体では改善のために、このようなことをやっていきます。
- 姿勢の改善
- 筋肉のリリース
- 日常の癖の改善指導
- エクササイズ指導
これらに加え
- セルフでのエクササイズ
- 姿勢の意識
- 日常の癖の見直し
などを行っていただきます。
先ほどもお伝えしましたが、整体施術のみでは改善は非常に難しいです。
そのため、整体施術+セルフでのエクササイズ+日常の癖の見直しがO脚改善への鍵となります。
もちろん、O脚だけでなく足のむくみや冷え、全身の不調も整体で改善が可能ですので、気になる方はぜひ整体へ行ってみましょう。
まとめ
- O脚とはくるぶしを付けて立ったときに太もも、膝、ふくらはぎが離れ、アルファベットの「O」の字に見える状態。
- O脚以外にも、X脚とXO脚がある。
- くるぶし、かかとをつけて立ち、両膝の間を二本以上指が入る場合はO脚と言える。
- O脚には機能的O脚と構造的O脚が存在し、整体やセルフエクササイズなどで改善出来るのは機能的O脚である。
- O脚の原因は、日常の癖や姿勢の歪み、先天的な骨の付き方など様々である。
- O脚には様々なデメリットやリスクが存在する。【ふじさわ整体院】肩こり・腰痛・坐骨神経痛・自律神経の乱れならおまかせください〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-8-11プロヴァンスビル4F
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