こんにちは。「ふじさわ整体院」の嵯峨です。
誰しもが耳にしたことのある「いかり肩」・「なで肩」。
本来、鎖骨が横にまっすぐになっている姿勢が望ましいです。
しかし、「いかり肩」になっている方は鎖骨が斜め上に上がっていることに対し、「なで肩」になっている方は鎖骨が斜め下に下がってしまっています。
どちらもメリットが全くないとは言い切れませんが、共通するデメリットとしては……「肩コリをしやすい」ことです。
この記事では、「いかり肩」と「なで肩」について解説・ストレッチやエクササイズ方法をご紹介します。
目次
「いかり肩」と「なで肩」の違い!~コリ固まっている筋肉と筋力低下している筋肉~
ストレッチ・エクササイズを紹介!いかり肩となで肩では方法が異なります!
そもそも「いかり肩」「なで肩」って改善できるの?
そもそも「いかり肩」・「なで肩」って改善できるの?骨格の問題なんじゃないの?
そんな風に思われた方もいらっしゃると思います。
もちろん、生まれつきの骨格や筋肉のつき方ということもあります。
ですが、「いかり肩」・「なで肩」は改善することはできます。
まず、思いっきり肩をすくめるように上げてみてください。鎖骨は斜め上へと上がりますよね?
では次に、思いっきり肩を落とすように下げてみてください。鎖骨は斜め下へと向きが変わりましたよね?
動かせるということは多少なりとも筋肉を緩め、鍛えることで改善への道は開けます。
「いかり肩」・「なで肩」は、肩を上下する筋肉が硬く縮んだまま、あるいは弱化しつつ伸びたままとなってしまい、コリや筋力低下へとつながっています。
よって、硬くなってしまっている筋肉を緩め、低下してしまっている筋肉を鍛えることによって「いかり肩」・「なで肩」の改善が期待できます。
また、女性の方は特に気になるデコルテ。
「いかり肩」・「なで肩」を改善することは肩コリだけでなく、美しいデコルテラインを作ることともつながります。
「いかり肩」と「なで肩」の違い!~コリ固まっている筋肉と筋力低下している筋肉~
肩関節は、鎖骨・肩甲骨・上腕骨からなっていて多くの腱や筋肉がそれぞれ役割分担し、あらゆる方向に肩を動かしたり、腕を動かすことができています。
「いかり肩」・「なで肩」の改善には、たくさんのインナーマッスル、アウターマッスルが関係しており、それぞれ凝っている筋肉や弱化してしまっている筋肉が異なります。
ですが、この記事では一番大きくてアウターマッスルとなる僧帽筋にスポットライトを当ててご紹介させていただきます。
僧帽筋は首から背中にかけてひし形をした大きな筋肉です。
上部繊維・中部繊維・下部繊維に分かれていて、違う働きをしつつ、協力し合って働いています。
上部繊維 | 肩甲骨の挙上、上方回旋、内転の補助 |
中部繊維 | 肩甲骨の内転 |
下部繊維 | 肩甲骨の下制、上方回旋、内転の補助 |
「いかり肩」とは・・・
鎖骨が引き上げられ、肩甲骨が挙上してしまっていることです。
つまり、肩が上がってしまったまま下げられずにいる状態をいいます。
これは僧帽筋上部が収縮+僧帽筋下部が伸びきって筋力が低下してしまっていることによって起こります。
また、肩が上がってしまっていると同時に胸郭もあがってしまうため、呼吸筋でもある首まわりの筋肉も収縮し、呼吸が浅い・呼吸がしづらいというような不調にもつながってきます。
「なで肩」とは・・・
鎖骨が下がり、肩甲骨が下制してしまっていることです。
つまり、肩が下がって上げられずにいる状態をいいます。
これは僧帽筋下部が収縮+僧帽筋上部が伸びきって筋力が低下してしまっていることによって起こります。
肩を上げる力が弱く、自分の腕の重みに負けて下がってしまっています。
いかり肩となで肩ではストレッチ・エクササイズ方法が異なります!
「いかり肩」・「なで肩」のどちらのタイプでもおすすめのストレッチをご紹介します!
まずは、僧帽筋上部をストレッチしてあげましょう。
1.椅子に座り、右手で椅子をつかみます。
2.左手を頭のてっぺんにのせます。
3.椅子をつかんでいる右手を軸にして、首を左に倒します。
逆も同じように行いましょう。
10秒くらいを2~3セットを目安にしてみてください。
肩の先と耳たぶを遠ざけるイメージでストレッチしてみてください。
頭のてっぺんにのせている手で無理に首を引っ張らず、手の重みでじんわり首が伸びていることを感じましょう。
「いかり肩」と「なで肩」では、エクササイズの方法が異なります!
「いかり肩」でエクササイズしたいのは僧帽筋下部となります。
1.両肘を90度に曲げ、左右に大きく開きます。
2.大きく開いたまま、グーっと肘を下に下げていきます。
「いかり肩」の方は呼吸が浅くなっていることが多い傾向にありますので、深くしっかりとした呼吸を意識してみましょう。
3.下げれるまで下げれたら、ここで5秒キープ。
※肩甲骨を寄せながら、下げることを意識して行ってみてください。
4.1に戻ります。
「なで肩」でエクササイズしたいのは僧帽筋上部となります。
1. 両肘を90度に曲げ、左右に大きく開きます 。
「なで肩」の方は肩甲骨同士が寄ってしまっている傾向が強いので、この時に肩甲骨同士を遠ざけ、鎖骨を開くようなイメージで大きく広げてみてください。
2.肩甲骨同士を遠ざけたまま、肘をグーっと上げていきます。
3.上げれるまで上げれたら、ここで5秒キープ。
4.1に戻ります。
立位で行っても、座位で行っても、かまいません。
10回からスタートして、慣れてきたら徐々に回数を増やしていきましょう。
ただし、5秒キープする際に息を止めないこと!
「エクササイズまではちょっと・・・」という方も、鎖骨を横に開いて真っすぐを保つということを意識をしてみましょう。少しの意識で姿勢は変わってきます。
まとめ
「いかり肩」・「なで肩」ともに肩コリの要因となります。
肩コリは筋肉のバランスの乱れから始まり、放っておくと悪化して頭痛まで引き起こしてしまうことがあります。
少しの意識で身体は変わっていきますので、ぜひご自身の身体と向き合ってみてください。
また、「いかり肩」・「なで肩」とともに肩コリがひどくてお悩みの方はお気軽に「ふじさわ整体院」にご相談ください。
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