こんにちは。
ふじさわ整体院の嵯峨です。
雨が降ると、仕事を休みたいくらい辛いダルさがある
天気が崩れると頭が痛くなる
低気圧は避けることが出来ないからしょうがないと諦めている方、100%改善することは難しいかもしれませんが、軽減できる対策はあります。
天気図を見るのが趣味のプロサーファーの私が、季節の移り変わりの天気とともに頭痛やダルさがでてしまう原因や対策について解説します。
目次
天気と自律神経について
春夏秋冬と季節が移り替わろうとも、体調を崩さないかぎりは平熱を保っています。
これはなぜかというと、私たち人間の体には、ホメオスタシス機能という体内の環境を一定に保とうとする力が備わっているからです。このホメオスタシスを支配しているのが、自律神経です。
暑い夏には汗をかいて熱を逃がし、冬にかけては血管を収縮させて代謝を上げ、熱を逃がさないようにしています。
また、気圧に対しても同様に一定を保つように対応するようになっているのです。
気圧とは空気による圧力のことを言います。私たちはあらゆる方向から常に約15トンほどの圧力がかかっています。この圧力につぶされてしまわないように体の内側から同じ圧力で押し返しています。
圧力がかかっているのは人間だけではなく、ありとあらゆる動物・物にかかっています。
なので、飛行中の飛行機の機内や登山など標高の高いところへ行ったときに、ポテチの袋など密閉されている物がパンパンになってしまったなどということはありませんか?
それは、気圧による変化によるものなのです。
標高の高いところでは気圧が下がり(=空気の圧力が弱まる)ので袋などはパンパンになってしまいますが、私たちは風船のように膨らんだり縮んだりなんてしませんよね?
内側から圧力に対抗して保っている機能もホメオスタシスのおかげなのです。
ホメオスタシス機能が低下すると、自律神経が乱れて交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。逆も然りで、自律神経が乱れるとホメオスタシスの機能も低下してしまいます。
春夏秋冬の低気圧
~春~
冬から春にかけては、三寒四温の季節です。
”3日間寒い日が続けば、4日間温かい日が続く”という意味で、寒暖差が徐々に激しくなっていきます。
春一番というのも聞いたことがあるかと思いますが、立春をすぎると日本海で発生した低気圧の通過とともに南風が強く吹きやすく、花粉症の方には辛い時期がやってくるのです。
まだ体も心も冬仕様なのに、春一番が温かく強い風が吹くと共に気温が上昇します。熱を体から逃がせずにこもりやすく、眠気やだるさを感じやすくなってきます。
また、温かくなったと思ったら低気圧が過ぎ去ったあとには寒気が南下して北風が強く吹きやすく、寒くなってきます。この寒暖差で頭痛が起こりやすくなるのです。
~梅雨~
春から夏にかけて移り変わる前には、梅雨の季節がやってきます。
夏にかけては太平洋高気圧の張り出しが強まるとともに空気が上昇してきますが、その前に北から張り出していたオホーツク海高気圧とのせめぎ合いが始まります。
このせめぎ合いの間に発生してくるのが梅雨前線。この梅雨前線が日本に停滞しやすくなり、暑い夏を迎える前には低気圧頭痛を悩ます梅雨シーズンの到来です。
前線の北側では北風が吹くため、ひんやりとした空気のシトシトとした雨が降りやすく、前線の南側では南風が吹くため、暖かく湿った空気のザーザー雨が降りやすくなります。
梅雨前線は時として低気圧を引き連れてやってくるため、この低気圧によって雨や風がさらに強くなり、気圧の変化が強くなるため頭痛を引き起こしやすくなるのです。
~夏~
夏は太平洋高気圧が日本へと張り出しを強め、天気は安定して暑さを増してきます。
低気圧頭痛に悩まされた春・梅雨と比べたらやっと落ち着いてくる季節です。
気をつけたいのは”ゲリラ豪雨”。
大気の状態が不安定になり、上昇気流によって短時間ながら雷を伴った強く激しい雨をもたらすことがあります。
この激しい気圧の変化によって頭痛が起こりやすく、また生理痛を悪化させてしまうこともしばしば。要注意です。
~秋~
秋はなんといっても台風シーズンの到来です。
張り出しを強めていた太平洋高気圧に対し、大陸から高気圧が張り出しやすくなります。
この高気圧と高気圧の間には秋雨前線が発生して停滞するようになります。
簡単に一言でいうと、台風はバージョンアップした低気圧ですから、低気圧頭痛を最も苦しめる季節がやってくるのです。
低気圧は西から東へと流れる偏西風にのってやってきます。ところが、高気圧の張り出しが強いとなかなか前に進むことができずに迷走したり沖縄付近に停滞することがあります。
停滞すると、台風は勢力を徐々に強めることがありますので、勢力の強まった台風が日本へと上陸してくると大きな被害とともに、頭痛や古傷が痛むなど体にも不調が訪れてくるのです。
「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」などといわれるだけあって、秋は気候的にも過ごしやすく、体も冬に向けて代謝を上げていくので、やる気が出やすい季節です。
ただし、秋雨前線や台風によって激しい気圧の変化にやる気を一気に落とされることがあります。少し無理をしてでも動き回るという手段をとっても良いかもしれません。
~冬~
冬は太平洋高気圧の張り出しが弱まって、大陸からの高気圧の張り出しが強まってきます。
空気は冷たくなるものの、割と気圧的には安定するため、低気圧頭痛は減少してくる季節となります。
西の大陸から張り出す高気圧と東に停滞しやすくなる低気圧からなる西高東低の「冬型の気圧配置」が続きやすくなってくるのです。
上空には寒気が流れ込み、寒くはなりますが、目まぐるしい気圧の変化からは解放されそうです。頭痛が起きたら、風邪を疑ってもいいかも!?
しかしながら、冬のうちに注意したいのは南岸低気圧。
南岸低気圧とは本州の南岸を通過していく低気圧のことなのですが、この低気圧は通過後に強い寒気を引き連れてきます。気温次第では、なかなか降りづらい都市部でも雪が降る可能性が高くなる気圧配置です。
低気圧頭痛の対策
自律神経の乱れを整える
自律神経が整うことによってホメオスタシスが正常に機能し、天気・気圧・気候に対応できるようになってきます。
規則正しい生活を送る・リラックスする時間を作る・少しでもストレスを減らすようにする
緊張型頭痛を和らげる
自律神経が乱れていると、筋肉の緊張状態も続きやすく、首・肩のコリによる起こる緊張型頭痛も加わっている方が多いとされています。
首・肩のストレッチをする・整体に行く・耳をほぐすなども◎
まとめ
●自律神経を整えることによって、低気圧頭痛を軽減できる
●緊張型頭痛も加わっているため、首・肩コリを改善することも効果が期待できる
●頭痛が起こりやすい季節の変わり目は気圧の変化が不安定なため、できるだけストレスをためないように心掛ける
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