こんにちは。ふじさわ整体院の嵯峨です。
突然ですが、「ゴルフ肘」って耳にしたことありませんか?
「ゴルフのスイング時に内側の肘の付け根が痛くなる。」という主訴をお持ちの方がご来院されました。
ゴルフをやっている方はもちろん、ゴルフ未経験者の方でも一度は耳にしたことのある「ゴルフ肘」。果たしてどのような症状なのか、何が原因なのか、整体で治すことはできるのか、をこの記事でご紹介します。
ゴルフをやられている方は特に、今に痛みがなくても「ゴルフ肘」になってしまう可能性はありますので、正体を知って対策をしましょう。
目次
「ゴルフ肘」の症状とは?
<症状>
肘の内側の少し出っ張った部分が痛くなってしまうスポーツ障害の一種です。
<ゴルフ肘とは>
「ゴルフ肘」の正式名称は「上腕骨内側上顆炎」といいます。
ゴルフのスイング時に一番使われるのが、手のひらを内側に向けるような動作を行うときに使う前腕の「屈筋群」となります。
- 浅指屈筋
- 尺側手根屈筋
- 橈側手根屈筋
- 円回内筋
- 長掌筋
「ゴルフ肘」は腱の炎症です。
上記の「屈筋群」の筋肉と上腕骨をつなぐ腱が炎症してしまっているために肘の内側(上腕骨内側上顆 )の部分に痛みを感じてしまいます。
「ゴルフ肘」になってしまう原因って!?
二つの要因があると考えられます。
一つ目の要因として、スポーツ障害に最も多いと言われる「オーバーユース」。
手首を返すような動作を繰り返すことによって、筋肉の顕微損傷の回復が間に合わずに痛みとして出てしまうケースです。
二つの目の要因としては、「ミスユース」をしてしまっている可能性が非常に高いといえます。
単に手首の使い方のミスだけでなく、スイング時にうまく体幹が使えていないことによって手打ちになってしまうために前腕の「屈筋群」へ過負荷となり、痛めてしまうケースです。
「ゴルフ肘」って整体で治せるの?
筋肉 | 骨と骨をまたいで付着 | 柔軟性があり、血液や栄養素が豊富な赤い組織 |
腱 | 骨と筋肉をつなぐ | 弾力性があり、主にコラーゲンからなる白い組織 |
靭帯 | 骨と骨をつなぐ | きわめて強靭で、主にコラーゲンからなる白い組織 |
筋肉は血行や栄養素が豊富な赤い組織なので自己回復能力が高いのに対し、腱や靭帯は強靭な代わりに
血行や栄養素が乏しい白い組織ですので自己回復能力は極めて低いです。
ですが、いくら自己回復能力の高い筋肉でも「オーバーユース」してしまうと回復が間に合わず、次第に腱への負担が強くなってしまいます。
なので、予防として前腕の筋肉の疲労や老廃物を取り除く、または安静にして疲労回復を待つことが重要です。
もし、腱をすでに損傷してしまっている場合であっても、悪化を防ぐために筋肉を休めてあげることが重要となります。
『ふじさわ整体院』では、疲労の蓄積によって収縮している筋肉に対しトリガーポイントセラピーを施すことによって緩めつつ、ストレッチなどのケアしていくことにより関節を動かしやすくしていきます。
患部のケアだけでなく、全身のケアをすることによって体幹が使いやすくなり、パフォーマンスの向上が期待できます。
体幹の柔軟性やパフォーマンスがアップすると、負荷のかけ方を分散させることができるので一部にのみ過負荷となることを根本的に改善していきましょう。
「ゴルフ肘」対策ストレッチ
前腕のストレッチ
腕を前に伸ばし、反対の手で伸ばしている指を自分の方へ向けて押します。
この時に、親指も一緒に押してあげるとストレッチが高まります。
もっとストレッチを感じたい方は小指側に少しひねってみてください。
さらにストレッチされているのが感じられると思います。
体幹ストレッチ①初級編
①右足を伸ばし、左足を曲げて右足の向こう側につきます。
②右手を伸ばして左足の膝~太ももあたりの外側に沿わせて軽く押します。
③体をひねり、腰~背中にかけてストレッチされているのを感じましょう!
左手は肩の下に置き、無理な力が入らないようにしましょう。
息を吐いてリラックスして伸ばすようにしてみてください。
↑前から見るとこんな感じ。
10秒くらいを目安にストレッチしたら反対側もやってください。
体幹ストレッチ②中級編
横になり、両膝頭をくっつけて手を伸ばします。
上の手を弧を描くように遠くを通って広げていきます。
広げた時に下になっている手が浮かないように。
膝も離れないように気を付けましょう!
体幹ストレッチ③やや上級編
片方の足を前に出し、90度に曲げます。
前に出した足の膝頭に胸の真ん中を付けます。
膝頭に胸の真ん中を付けたまま、手を広げていきます。
弧を描くように遠くを通るように意識しましょう。
膝頭に付けている胸の真ん中を外さないように意識しながら天井に向かって高く手を上げます。
目線も手の先へ向けます。
10回くらいを目安にゆっくりと繰り返してみましょう。
反対側も忘れずに行ってくださいね!
最後に
スポーツをしていく上では、「オーバーユース」・「ミスユース」はなかなか逃れられないものです。
身体が使いやすくなると、ゴルフもさらに楽しくなることでしょう。
より良いパフォーマンスの向上や怪我の予防のためにも、ぜひお気軽にご相談ください。
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