スマートフォンの見過ぎで首のあたりがしんどいと感じていませんか?
最近スマホ首やストレートネックという言葉をよく聞きます。
当院にも、スマホ首やストレートネックに関して相談をいただく機会が増えてきました。
当院は毎月600人以上の来院があり、一度整形外科でレントゲンを撮り、ストレートネックだと言われた患者さんも多く来院されています。
このブログを読むことで、ストレートネックとスマホ首の違いが分かります。
目次
- ストレートネックとは 首がまっすぐに変形しているの?
- スマホ首とは ストレートネックの前兆?
- ストレートネックとスマホ首はどう違う?
- ストレートネックの予防するには? 気をつけたい普段の姿勢
- ストレートネックは整体で改善できる? 原因の筋肉はアイツだ!
- まとめ
ストレートネックとは 首がまっすぐに変形しているの?
ストレートネックとは、病名ではありません。
本来首の骨はゆるやかなカーブがあるのですが、そのカーブが失われ、真っすぐになってしまっている状態のことです。
その原因は、姿勢不良やスマートフォン、パソコンの長時間使用による筋肉の収縮です。
首の後ろ側から前側にかけてついている筋肉が収縮することで、筋肉に引っ張られ、骨が真っすぐになってしまいます。
そのため、顔が前に突き出たような印象、姿勢になります。
また、整形外科でレントゲンを撮って、首の骨のカーブがなく、真っすぐに見える場合、ストレートネックと診断されます。
ちなみに日本人は約9割がストレートネックと言われています。
スマホ首とは ストレートネックの前兆?
スマホ首とは、日常的にパソコンやスマートフォンを長時間使用する人に多い状態です。
うつむくような姿勢で長時間いることで首への負担が増え、だんだんと筋肉が収縮していき、コリや痛みが起こります。
人間の頭の重さは、約4~6㎏あることはご存知でしょうか。
普通の状態でも 約4~6㎏ の重さを首は支えています。
それをふまえて、スマートフォンを見るときの姿勢はどうでしょうか。
首を曲げてスマートフォンを覗き込むようにみていませんか?
スマホ首とは、ストレートネックになる原因です。
低い位置にあるスマートフォンを覗き込むように見ていると、首が曲がり角度がつきます。
その角度が大きくなればなるほど、首にかかる負担は2倍、3倍、4倍と膨れ上がります。
その状態で長時間スマートフォンを見ているのですから、当然首に筋肉への負担は相当なものです。
よってスマートフォンがストレートネックの原因となるのです。
ストレートネックとスマホ首はどう違う?
ストレートネックとスマホ首の違いは、状態と原因です。
ストレートネック
ストレートネックは首の筋肉が収縮し、本来ある首の骨のカーブがなくなり真っすぐになった「状態」です。
前述の通り、スマートフォンやパソコンの長時間使用により、首の筋肉に負担がかかり、結果として筋肉が硬く収縮します。
筋肉が収縮したまま戻らなくなってしまい、首が前に出てしまう、その状態がストレートネックです。
スマホ首
スマホ首は、スマートフォンやパソコンの操作を長時間続けることで首の筋肉が収縮を起こす、直接的なストレートネックの「原因」となります。
現代では、スマートフォンの長時間使用による身体の不調から「スマホ首」という言葉が誕生したと思われます。
ストレートネックを予防するには? 気を付けたい普段の姿勢
ストレートネックを予防するには、普段の姿勢を改善する必要があります。
前述の通り、原因の多くは長時間のスマートフォン、パソコンの使用です。
そのため、以下のようなことに気を付け予防しましょう。
スマートフォン
- スマホを見るときに目線の高さまで持ってきて見る
- 長時間使用しない
パソコン
- 前のめりに座らない
- 椅子やデスクの高さを調節し、目線が低くなりすぎないようにする
その他
- 枕の高さが合っているかチェック
- 猫背にならないように意識する
- ストレスは適度に発散する
ストレートネックは整体で改善できる? 原因の筋肉はアイツだ!
ストレートネックは、整体で改善が出来ます。
その理由は、原因の筋肉がわかっているからです。
その筋肉とは「胸鎖乳突筋」といいます。
こちらの筋肉が収縮してしまう事で、ストレートネックを引き起こしてしまうのです。
そのため、胸鎖乳突筋を施術でしっかり緩めていくことで、改善が見込めます。
ですが、長時間のスマートフォン、パソコン操作や姿勢がストレートネックの原因になりますので施術のみでなく普段からの姿勢に対する意識も必要となります。
まとめ
- ストレートネックは首の骨が変形しているわけではない
- ストレートネックとスマホ首の違いは、状態と原因
- ストレートネックの予防には姿勢の改善が必要
- 整体でストレートネックは改善が見込める
- 原因の筋肉は胸鎖乳突筋
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