出産後は骨盤が開いたままになっているから骨盤矯正をうけて引き締めなければならない
骨盤が開いたままになっていると腰痛になりやすい
という話を聞いたことはありませんか?
「骨盤が開く」ことに関しては専門家の中でも様々な意見があり、一定しません。
「開く」という言葉の解釈の違いによって意見が分かれるようです。
私の整体師としての経験上は、専門的な議論の前に、何よりも出産後の方がどのような体の変化を感じていて、どのようなケアを必要としているか個別にお一人お一人にお話を伺っていくのが最も大切だと感じています。
ふじさわ整体院の骨盤矯正に関する考え方を書いていきます。
目次
①妊娠期~出産時にかけて骨盤はどうなっていく?
「骨盤が開く」と聞くと、骨盤の骨同士のつなぎ目が離れていくようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際は、そのようなことはありません。
骨と骨の正常な位置関係がずれてしまったのを、「脱臼もしくは亜脱臼」といいます。
骨盤が脱臼してしまったら、一大事で歩くことすらできなくなります。
実際起きるのは、骨と骨を結ぶ結合組織「靭帯」が緩んでいくことです。
上の写真はネッターという有名な解剖学の教科書から抜粋したものです。お医者様が実際に人体解剖をして観察したもののスケッチなので、とても信頼のおける資料です。
赤矢印の白いひも状に描かれている部分を仙腸関節と言います。
関節の位置を固定する組織が「靭帯」です。強力な結合組織なので事故でも起きない限り決してずれることはありません。
妊娠から出産にかけては特別な時期です。
出産時に赤ちゃんが出ていきやすいように関節に柔軟性を持たせ、準備を整えていきます。
その時分泌されるホルモンの名前を「リラキシン」といいます。
「リラックス」させるのが役割の「リラキシン」ですから、靭帯だけでなく、体中の筋肉や腱にも作用し、出産に向けて全身の関節が柔らかくなっていきます。
産前・産後の女性が
●骨盤がぐらつく
●骨盤が歪んでいる気がする
と感じるのは、このリラキシンの影響だと考えられます。
②産後の骨盤はどうなっているの? リラキシンによる緩み
出産時に産道を確保するために開いた骨盤は、出産後、自然に閉じていきます。先に申し上げた通り骨盤が開いたまま骨同士の正常な位置関係がずれて歪んでしまうということは、考えにくいです。
ただ、リラキシンというホルモンは、出産を境にピタッと分泌が止まってしまうのではありません。産後もしばらく分泌されていることが知られています。
つまり産後は、骨盤だけでなく全身の関節の靭帯が普段よりも緩みやすく、違和感を感じやすい状態であると言えます。
巷で言われる「産後の骨盤の歪み」の正体は
●リラキシンの分泌によって靭帯が緩みやすくなった骨盤の違和感・不安感
ではないかと私は考えています。
③整体でできる骨盤矯正とは? オーダーメイドの施術
ですから、「骨盤は開く⇔開かない」という議論に終始することはあまり有意義ではありません。
産後の女性が抱える様々な体の不調や違和感を解消すべく施術を行っていくのが我々・整体師の役目であると考えています。
今まだ当院いらっしゃった方は、腰痛・肩こり・股関節の痛み・腱鞘炎などの症状をはじめとして
●恥骨の痛み(産前から続く)
●尾てい骨の痛み(出産後から)
●体重が戻ったのに産前の服が入らなくなってしまった
など様々なお悩みを抱えていらっしゃいます。これらのさまざまの不調の原因を「骨盤の開き・歪み」だけで説明するのは無理があります。
当院ではトリガーポイントセラピーという施術で、妊娠出産によってダメージを受けた体を、全身くまなく整え、ケアしていきます。
今まで数えきれないほどの産後の骨盤ケアの症例に対応してきましたが、いずれも計画的に施術を行っていくと症状が、軽快していきます。
育児の疲労が完全になくならない限り、体調が万全になることは難しいですが、我々の施術によって少しでも、快適な育児生活を送っていただければと願います。
まとめ
①産後、骨盤が開いたように感じて悩んでいる方が多い
②産前から分泌されているホルモン「リラキシン」が影響している
③ふじさわ整体院では筋肉の歪みをとって産後の骨盤のケアをする
東海道線・小田急線・江ノ島電鉄線 藤沢駅南口より徒歩3分
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