
夜中に何度も足がつって、痛みで目が覚める

最近、寝ているときに足がつることが増えてきた
このような足のつりに悩んでいませんか?
こむら返りは一時的におさまることも多いものの、繰り返すと睡眠や日常生活の負担になることがあります。
特に夜中に何度も足がつると、痛みで目が覚め、その後なかなか眠れなくなることもあります。
足がつる原因は一つではなく、筋肉への負担や疲労、加齢、脱水や電解質の変化、薬や病気など、さまざまな要因が関係することがあります。
この記事では、夜中に足がつる原因として考えられること、つったときの対処法、予防のポイント、医療機関を受診した方がよいケース、整体でできるケアについて解説します。
①こむら返り・足がつるとは?

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が突然つってしまうことです。
「つる」という状態をもう少し詳しく説明すると、自分の意思とは関係なく筋肉が強く収縮している状態です。
そのため突然強い痛みが出たり、しばらく足を動かしにくくなったりします。
特に起こりやすいのが、ふくらはぎにある腓腹筋やヒラメ筋です。
【既存の「ふくらはぎの筋肉」の画像】
夜中に突然ふくらはぎが硬くなり、
「痛くて目が覚めた」
「足を伸ばそうとしても痛くて動かせない」
という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
多くの場合はしばらくするとおさまりますが、つった後もしばらく筋肉痛のような痛みが残ることがあります。
②なぜ夜中に足がつるの?
当院へ相談に来られる方からも、
「昼間は大丈夫なのに、どうして寝ているときにつるんですか?」
と聞かれることがあります。
夜中のこむら返りについては、すべての人に共通する一つの原因が分かっているわけではありません。
日中にたくさん歩いた、長時間立っていた、普段より身体を動かしたなど、筋肉への負担が重なった日に起こる方もいます。
反対に、普段あまり身体を動かしていない方にも起こります。
睡眠中は長時間身体を動かさないため、足首やふくらはぎを動かす機会も少なくなります。
また、寝ているときに足首が伸びた状態になると、ふくらはぎの筋肉も短くなります。
こうした状態に、その日の筋肉への負担や身体の状態などが重なって、夜間に足がつることがあります。
ですから、
「夜中に足がつるのは水分不足だから」
と、それだけで判断することはできません。
③足がつる原因は一つではありません
では、なぜ急にふくらはぎの筋肉がつってしまうのでしょうか?
考えられることはいくつかあります。
たとえば、
- 普段よりたくさん歩いた、運動したなど筋肉への負担
- 加齢に伴う身体の変化
- 妊娠
- 大量に汗をかいたときなどの脱水や電解質の変化
- 服用している薬の影響
- 糖尿病などの病気
などです。
以前は「血流が悪くなっているから足がつる」と説明されることも多く、当院でも筋肉のポンプ作用に注目していた時期がありました。
確かに、ふくらはぎの筋肉を動かすことは血液を心臓へ戻す働きにも関係しています。
しかし、こむら返りそのものを「ふくらはぎの血流が悪いから起こる」と一つの仕組みだけで説明することはできません。
水分やミネラルについても同じです。
暑い日にたくさん汗をかいた場合などには、水分や電解質の変化が関係することがあります。
一方で、日常的に夜中に足がつる方すべてが水分不足というわけではありません。
複数の要因が重なっていることもありますので、
「これが根本原因です」
と一つに決めつけないことが大切だと考えています。
④足がつったときはどうすればいい?

夜中に足がつったときは、痛くて慌ててしまうと思います。
ふくらはぎがつった場合は、無理に強く揉むよりも、まず筋肉をゆっくり伸ばしてみましょう。
膝を伸ばし、足首をゆっくり自分の方へ反らしていくと、ふくらはぎを伸ばすことができます。
大切なのは、反動をつけて一気に伸ばさないことです。
痛みが強ければ無理をする必要はありません。
立つことができる場合には、壁などに手をつきながら、ふくらはぎをゆっくり伸ばす方法もあります。
つった後は痛みがおさまっても、しばらく筋肉に違和感が残ることがあります。
そのようなときは無理に運動せず、様子をみてください。
⑤繰り返す足のつりを予防するには?
残念ながら、
「これをすれば絶対にこむら返りを予防できる」
という方法があるわけではありません。
ただ、毎日の生活を振り返ってみると、見直せることがあります。
長時間座りっぱなしになっている方であれば、時々立ち上がって足首を動かしてみる。
普段あまり歩かない方であれば、無理のない範囲で身体を動かす。
立ち仕事や運動でふくらはぎをよく使う方であれば、疲労をためすぎないよう休息をとる。
ふくらはぎを無理のない範囲でストレッチするのも一つの方法です。

暑い時期や運動などで大量に汗をかいたときには、水分補給も忘れないようにしましょう。
ただし、夜中に足がつるからといって、必要以上に水を飲めば解決するということではありません。
ご自身の場合はどのような日に足がつりやすいのか、少し振り返ってみるのもよいと思います。
⑥こんな足のつりは医療機関へ

足がつったからといって、必ず何かの病気があるわけではありません。
ただ、整体だけで対応しない方がよいケースもあります。
たとえば、
- 急に足がつる回数が増えた
- 何度も繰り返して眠れない
- 強いしびれや脚に力が入りにくい感じがある
- 歩くと脚が痛くなり、休むと楽になることを繰り返す
- 薬を飲み始めてから症状が出るようになった
などの場合には、一度医療機関へ相談してください。
また、片脚だけが急に腫れた、赤くなった、熱を持っている、強く痛むといった場合には注意が必要です。
深部静脈血栓症など、通常のこむら返りとは別の問題でも脚の症状が現れることがあります。
息苦しさや胸の痛みなども伴う場合には、速やかに医療機関を受診してください。
「いつものこむら返りだろう」と決めつけないことが大切です。
⑦足のつりに対して整体でできること
当院ではこれまで、こむら返りやふくらはぎの張りについて相談を受けることがありました。
実際に身体をみてみると、ふくらはぎがパンパンに張っている方もいらっしゃいます。
そのような場合には、ふくらはぎだけではなく、足首の動きや太もも、股関節周辺の状態なども確認していきます。
当院では、トリガーポイントセラピーという施術を行っています。

ふくらはぎやすねなどに強い筋肉の緊張がみられる場合には、その部分を施術していきます。
必要に応じて、太ももや股関節周辺なども確認します。

以前は「筋肉の柔軟性を取り戻せば、こむら返りを根本的に改善できる」という考え方を強く持っていました。
しかし、足がつる原因について調べ、実際にさまざまな方の身体をみていく中で、こむら返りを筋肉だけの問題として考えるのは適切ではないと現在は考えています。
病気や薬などが関係しているのであれば、整体で対応する問題ではありません。
一方で、立ち仕事や運動などによって脚の筋肉に強い疲労や緊張がみられる方もいます。
そのような場合には、整体で筋肉の負担を減らし、身体を動かしやすい状態へ整えていくことがお役に立てる場合があります。
「こむら返りを整体で治す」というよりも、その方の身体を確認して、整体で対応できる部分をケアする。
これが現在の当院の考え方です。
「自分の場合は整体で相談してもいいのか分からない」
という場合には、お電話やLINEなどでお問い合わせください。
まとめ
こむら返りは、ふくらはぎなどの筋肉が突然、自分の意思とは関係なく強く収縮して痛みが出る状態です。
原因は一つではなく、筋肉への負担や加齢、妊娠、脱水や電解質の変化、薬、病気など、さまざまな要因が関係することがあります。
足がつったときには、ふくらはぎを無理に強く揉むのではなく、ゆっくり伸ばしてみましょう。
また、何度も繰り返す場合や、片脚だけの腫れ、強いしびれ、筋力低下などを伴う場合には、まず医療機関で状態を確認することが大切です。
ふじさわ整体院では、ふくらはぎなどに強い筋肉の緊張や疲労がみられる場合に、脚全体の状態を確認しながら施術を行っています。
こむら返りを何でも整体で解決しようとするのではなく、医療機関で確認すべきものと、整体でケアできる身体の負担を分けて考えることを大切にしています。
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