スマホのやりすぎが原因なのか、最近とても首がつらい。
もしかしてストレートネックってやつなのか?
全然授業が集中して聞けないよ。
整形外科でレントゲンを撮ったらストレートネックですね、と言われました。
でも、ストレートネックってどうすれば治るの?
もしかして、手術が必要なの?
などとお悩みではないでしょうか。
当院は毎月700人以上の来院があり、ストレートネックのお悩みで来院される方は少なくありません。
このブログを読めば、ストレートネックとはどういうものか、また悪化してしまうとどうなってしまうのか、など様々なことが分かります。
もしストレートネックでお悩みでしたら最後まで一読ください。
目次
- ストレートネックとは
- ストレートネックがもたらすデメリット
- ストレートネックが重症化するとどうなるの?
- ストレートネックがめまいや耳鳴りの原因ってホント?
- ストレートネックの簡単チェック方法
- ストレートネックの予防方法
- どこでも出来る!首の簡単ストレッチ
- ストレートネックを改善するために整体が出来ること
- まとめ
ストレートネックとは
本来ゆるやかなカーブがある首の骨が、まっすぐになってしまっている状態です。
ストレートネックは、骨が変形し、まっすぐになるわけではなく、首の筋肉が原因で起こる症状です。
そのため、普段の私生活の癖や、筋肉への負担がストレートネックの直接的な原因になります。
スマートフォンやパソコン作業が増え、目線より下の画面をのぞき込む機会が増えた現代では非常に多くの方がストレートネックになってしまっています。
ストレートネックがもたらすデメリット
☑首が前に出てしまうため、見た目や印象がだらしなく見える
☑ストレートネックに伴い、姿勢が崩れやすい
☑前に出てしまった首の重さを他の筋肉が支えるため、負担が増える
☑ストレートネックであると肩が凝りやすくなる
☑デスクワークの人はなりやすく、集中できないほどコリが強くなると仕事に支障をきたす可能性がある
☑首、肩周りの筋肉の負担が増え、コリが強くなると脳への血液循環が悪くなり、頭痛などの症状が出る
その他にもストレートネックが引き起こす症状は多く、ストレートネックはデメリットしかないのです。
ストレートネックが重症化するとどうなるの?
ストレートネックは、人によって重症度が違います。
上の画像の様に、垂直線を引いた時に耳たぶ~くるぶしまでが一直線にそろっていることが理想的な姿勢です。
このように横からのラインを見た時に、肩の中心から耳たぶがどれだけ離れているかによって重症度が変わります。(ストレートネックの重症度を決める基準が定義されていないため、このブログでは独自の基準で重症度を判断し、紹介しています。)
例えば、下記の表で肩の中心から耳たぶが指で何本分離れているかで重症度を判断します。
ストレートネックの重症度 | 軽症 | 中等症 | 重症 |
肩の中心~耳たぶまで離れている指の本数 | 1~2本 | 2~4本 | 4本以上 |
この際、巻き肩傾向がある人は、胸を張るように意識してから測ってみましょう。
ストレートネックの重症度が高ければ高いほど、肩や首の負担が増えていきます。
なぜなら、人間の頭は4~6kgほどあり、常時その重さを支えているのが首や肩の筋肉です。
頭が前に出れば出るほど首に角度が付き、角度がつけばつくほど実際の重さの数倍の負荷になるのです。
そのため、重症度が高い人ほど、身体の不調を訴えやすいのです。
ストレートネックが悪化することで、頭痛をはじめ様々な不調に悩まされる可能性が増えていきます。
ストレートネックが重症化する前に、後述する予防方法を実践してください。
ストレートネックがめまいや耳鳴りの原因ってホント?
ストレートネックはめまいや耳鳴りの原因になります。
なぜなら、めまいも耳鳴りも原因の一つに「首、肩周りのコリ」があるからです。
もちろん、めまいや耳鳴りの原因は多くあり、首肩のコリはその一部でしかないのも事実です。
ですが、他にもめまいや耳鳴りの原因にストレスが大きく関係していることもわかっています。
ストレートネックによって肩首のコリが強くなり、それが間接的にストレスにつながってしまうケースも考えられます。
よって、ストレートネックを改善することで、めまいや耳鳴りを改善、予防出来る可能性があるという事です。
ストレートネックの簡単チェック方法
先ほど、ストレートネックの重症度の測り方を解説しましたが、とっても簡単なストレートネックのチェック方法を解説します。
上のイラストの様に壁にぴたっと体をつけてみましょう。(この際、出来るだけ自然に体を壁につけます)
この時、踵(かかと)、骨盤、背中、頭がしっかりと壁についていれば正常です。
ですが、頭だけ壁についていないという場合はストレートネックの可能性があります。
また、壁から大きな距離が開いてしまっている方は、ストレートネックである可能性が非常に高いです。
簡単なチェック方法だけでは物足りない、しっかりと正しい自分の状態を把握したいんだ、という方は、整形外科でレントゲンを撮ってみてください。
レントゲンを撮ることで、視覚的にもストレートネックであるか、はっきりさせることが出来ます。
ストレートネックの予防方法
ストレートネックの主な原因は、首の筋肉(胸鎖乳突筋)の収縮です。
首の筋肉が収縮し、引っ張ることで首の骨の緩やかなカーブが消え、ストレートネックになります。
つまり、予防するに至って必要なことは、首の筋肉への負担を減らすことです。
それをふまえて生活習慣を見直す必要があります。
生活習慣で気をつけるべきことは以下の通りです。
①スマホの見方を気をつける
スマホを利用する人の大半は、スマホを顔よりも下の位置で持ち、首を曲げて長時間の操作をしています。
この場合に首に角度がつき、筋肉への負荷が長時間かかり続けるため、筋肉が硬く収縮してしまいストレートネックを引き起こします。
そのため、これから心がけていただきたいスマホの見方は、目線の高さまでスマホを持ってくることです。
こうすることで、首を曲げて操作せずに済みます。
結果的に肩・首の負担が減少し、ストレートネックの予防になります。
➁オフィス・自宅の仕事環境を整える
デスクワークの人は環境が自分に合っていないことを自覚している人も少なくありません。
最近ではテレワークも増え、オフィスとは違う環境で仕事をすることが必要になってきました。
そんななか、「家の椅子・机の高さが合っていない」、「家に机がないため、床でPC作業をしている」などの環境が変わったことによる変化で、姿勢が悪くなってしまう人も増えています。
前のめりで仕事をしたり、背もたれにもたれかかるように座っていたり、姿勢が悪くなったことで、全身のバランスが崩れ、ストレートネックにもなりやすくなります。
③寝具が合っていない
いろいろ気を付けているけれど、ストレートネックになってしまう人に多い理由がこれです。
寝具の中でも特に枕の高さが合っていないことが原因に挙げられます。
枕の高さが合っていないということは、寝ている間も首や肩周りの筋肉に常にストレスがかかっている状態です。
深い睡眠で疲れを取りたいけれど、首、肩周りの筋肉は緊張状態で眠りが浅い。
朝起きてから首や肩が凝ってつらい。
そのような環境は、体の不調を招き、ストレートネックを改善出来たとしても再発する可能性が非常に高いのです。
可能であれば今すぐ変えましょう。
どこでも出来る! 首の簡単ストレッチ
これから説明するストレッチは重要なポイントがあります。
それは、首を倒す方向と逆側の脇を締めることです。
脇をしっかり締めることで、肩が挙がってしまうことを防ぎます。
ストレッチ中に肩が挙がってしまっては十分なストレッチが出来ないため、しっかり脇を締めましょう。
それらをふまえて以下の画像のようにやってください。
脇を締めた側と逆方向、斜め前に首を倒し、余った手でさらにストレッチをかけていきます。
10~20秒ほどストレッチをしましたら、反対側も同じように行い、左右で1~3セットを目安にやりましょう。
今度は脇を締めた側と逆方向の斜め後ろに首を倒し、余った手でさらにストレッチをかけていきます。10~20秒ほどストレッチをしましたら、反対側も同じように行い、左右で1~3セットを目安にやりましょう。
今度は脇を締めた側と逆方向の真横に首を倒し、余った手でさらにストレッチをかけていきます。
10~20秒ほどストレッチをしましたら、反対側も同じように行い、左右で1~3セットを目安にやりましょう。
最後に一つ前に紹介した真横に倒すストレッチの応用です。
今回は補助の手は不要です。
脇を締めた手とは逆方向へ首を真横に倒したまま、出来る限り天井方向を見上げます。
この際、出来るだけ頭の真上方向を見るとことで、よりストレッチがかかります。
10~20秒ほどストレッチをしましたら、反対側も同じように行い、左右で1~3セットを目安にやりましょう。
ストレートネックを改善するために整体が出来ること
ストレートネックの原因は、首の筋肉の収縮によるバランスの崩れです。
そのため、筋肉のリリース、姿勢改善が出来る整体は、ストレートネックでお悩みの方のお役に立てます。
まずは、硬くなってしまっている首、肩周りの筋肉を何回かの施術で徹底的にリリースします。
そうすることで、首の骨を前に引っ張っていた筋肉の緊張が緩み、元々あった首のカーブが戻ってきます。
ですが整体の施術だけではなく、本人の意識や努力も必要となります。
なぜなら、ストレートネックになってしまった原因というのは、本人の生活習慣や姿勢不良にあるからです。
整体にできることはあくまでも原因となる筋肉をリリースし、姿勢や生活習慣の注意点の指導であり、そこに本人の生活習慣の見直しや努力がなければ改善は難しいといえます。
それでもストレートネックを改善したいという方はぜひ一度当院にご相談ください。
まとめ
- ストレートネックとは、首の筋肉の収縮が原因で起きるバランスの崩れである。
- 長時間のスマホやパソコン操作が原因でストレートネックになる人が多い。
- ストレートネックのデメリットは見た目だけでなく体調にも影響する。
- ストレートネックが重症化すると、肩首の強いコリや頭痛が発生する。
- ストレートネックは、めまいや耳鳴りの原因となる。
- ストレートネックの予防には、生活習慣や普段の癖を見直す必要がある。
- ストレートネックは整体で改善出来るが、本人の意識や努力が必要不可欠である。【ふじさわ整体院】肩こり・腰痛・坐骨神経痛・自律神経の乱れならおまかせください〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-8-11プロヴァンスビル4F
東海道線・小田急線・江ノ島電鉄線 藤沢駅南口より徒歩3分TEL 0466-53-8667 受付時間 10:00~20:00(平日)
10:00~16:00(土日祝)定休日 毎週火曜日 お問い合わせ contact@fujisawaseitai.com Facebook https://www.facebook.com/fujisawaseitai 口コミサイト http://www.ekiten.jp/shop_6758763/ (神奈川県1位評価) 【予約優先制・当日予約は非常に取りづらい状況です】肩こり・腰痛・頭痛・産前産後ケアなどお身体のお悩み
どんな小さなことでもお気軽にご相談下さい。