「側弯症があるから、腰痛になるのは仕方がない」
「ぎっくり腰になって1週間経つのに、なかなか良くならない」
このようなお悩みはありませんか?
今回ご紹介するのは、もともと側弯症があり、ぎっくり腰をきっかけに来院された男性の症例です。
ご本人も長年、
「背骨が曲がっているから、腰痛は仕方がない」
と思っていたそうです。
しかし、側弯症があることと、現在感じている腰痛が改善できないことは同じではありません。
実際の経過をご紹介します。
ぎっくり腰から1週間経っても痛みが改善しない
当院に通われていた奥様からのご紹介で、ご主人が来院されました。
ぎっくり腰になってから約1週間。
何とか動くことはできるものの、腰の痛みがなかなか改善せず、日常生活にもかなり支障が出ている状態でした。
さらにお話を伺うと、以前から側弯症を指摘されており、ご本人もそのことを気にされていました。
「自分は背骨が曲がっているから、腰が痛くなるのは仕方がない」
そう考えて、これまでは腰痛を我慢していたそうです。
奥様から以前より、
「一度、ふじさわ整体院でみてもらったら?」
と勧められていたそうですが、今回のぎっくり腰をきっかけに来院されました。
側弯症があると、ぎっくり腰になりやすい?

側弯症とは、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴うこともある状態です。
側弯症にはいくつか種類があり、生まれつき椎骨の形などに異常がある「先天性側弯症」や、成長期にみられる「特発性側弯症」などがあります。
ただし、
「側弯症がある=必ず腰痛になる」
というわけではありません。
背骨の形に左右差があっても、腰痛なく生活している方もいます。
反対に、画像検査で大きな異常を指摘されていなくても、強い腰痛に悩まされる方もいます。
そのため当院では、側弯そのものだけを見て腰痛の原因を決めつけるのではなく、現在の身体の状態を確認することを大切にしています。
「背骨の形」と「今起きている痛み」は分けて考える

今回のケースで特に重要だったのが、この考え方です。
ご本人は、
側弯症がある
↓
腰に負担がかかる
↓
だから腰痛は治らない
と考えていました。
しかし、今回起きているぎっくり腰まで、すべて側弯症だけで説明できるとは限りません。
ぎっくり腰には、筋肉や関節への負担、身体の使い方、疲労など、さまざまな要素が関係します。
側弯症という身体的な特徴があったとしても、そのほかに改善できる要素が残されている可能性があります。
ここを見極めることが大切です。
施術後、身体の感覚に大きな変化
身体の状態を確認したうえで、無理のない範囲から施術を行いました。
初回の施術後、ご本人は身体の感覚が大きく変わったことに驚かれていました。
もちろん、1回の施術によって側弯症そのものが治ったわけではありません。
背骨の形を変えることを目的にした施術でもありません。
その後も身体の状態を確認しながら数回施術を行い、徐々に日常生活へ戻れるようになっていきました。
長年、
「側弯症だから仕方がない」
と思っていたご本人にとって、腰の状態が変化したこと自体が大きな発見だったようです。
側弯症そのものを「治す」のではありません

側弯症がある方の整体について、ここは誤解のないようにお伝えしておきます。
整体によって、構造的に変形した背骨を元の形へ戻すことを目的としているわけではありません。
当院が確認するのは、
- 腰や背中の筋肉が過度に緊張していないか
- 股関節などが動きにくくなっていないか
- 特定の場所へ負担が集中していないか
- 日常生活でどのように身体を使っているか
といった、現在変えられる可能性のある部分です。
「側弯を真っすぐにする」のではなく、
側弯があっても、できるだけ負担を少なく身体を使える状態を目指す。
この違いはとても重要です。
側弯症があっても、腰痛を諦める必要はありません
今回の方のように、
「ヘルニアだから仕方ない」
「側弯症だから仕方ない」
「昔から姿勢が悪いから仕方ない」
と考えて、痛みを我慢している方は少なくありません。
もちろん、すべての腰痛が整体で改善できるわけではありません。
強いしびれや筋力低下、排尿・排便の異常、発熱、外傷後の強い痛みなどがある場合には、整体より先に医療機関での診察が必要です。
一方で、診断された身体的な特徴があるからといって、現在感じている痛みまで「一生変わらない」と決まったわけではありません。
今回の症例でも、側弯症そのものを変えたわけではありませんが、ぎっくり腰による痛みや動きにくさは改善し、日常生活へ戻ることができました。
まとめ
今回ご紹介したのは、側弯症があり、ぎっくり腰になってから約1週間経っても痛みが改善せず来院された男性の症例です。
ご本人は長年、
「側弯症だから腰痛は仕方がない」
と思っていました。
しかし、
背骨の形と、現在起きている痛みは必ずしも同じ問題ではありません。
側弯症そのものを整体で治すのではなく、筋肉の緊張や関節の動きなど、現在変えられる部分を確認していくことが大切です。
「○○があるから、この痛みは仕方がない」
と諦めている方も、一度現在の身体の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
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