「右には動きやすいのに、左には動きにくい」
「同じ振り付けなのに、左右で動きの感覚が違う」
「鏡を見ると、なんとなく身体の中心がズレている気がする」
ダンスやスポーツをしていると、このような身体の左右差に気づくことがあります。
今回ご紹介するのは、ベリーダンスを趣味にしている女性の施術例です。
大きな痛みがあって来院されたわけではありません。
しかし実際に身体を確認してみると、ご本人が普段は気づいていなかった姿勢の左右差があり、ベリーダンスの動きでも右と左で動かしやすさに違いがありました。
施術前後の変化を動画とともにご紹介します。
動画で分かる!施術内容と体の変化
初めて整体を受けた女性です。
普段はベリーダンスをしていて、
「右と左で同じように動けない」
ことが気になっていました。
ご本人としては、それほど身体が傾いているという自覚はありません。
そこで、まず鏡の前に立って姿勢を一緒に確認してみました。
来院時の状態|自分では気づきにくい姿勢の左右差
鏡の前で正面から確認してみると、顔の位置が身体の中心に対してやや右側へ移動しているように見えました。
今回は、
おへそ
↓
みぞおち
↓
のど
↓
鼻
という位置関係を一つの目安として確認しています。
もちろん、人の身体は完全な左右対称ではありません。
利き手・利き足があり、仕事や家事、スポーツでも左右をまったく同じように使うことはほとんどありません。
そのため、左右差がある=身体が悪い、歪んでいるということではありません。
ただし、自分では気づいていない身体の使い方の偏りが大きくなると、
- 片側には動きやすい
- 反対側には動きにくい
- 片側だけ力が入りやすい
- 回転すると一方向だけやりづらい
- 同じ振り付けでも左右で感覚が違う
といった違いとして感じることがあります。
今回の女性も、日常生活ではそれほど気になっていなかったものの、ベリーダンスという大きく身体を動かす場面では左右差を感じていました。
ダンスで左右の動きが違うのはなぜ?
ダンスの動きは、股関節だけで行っているわけではありません。
骨盤、股関節、背骨、肋骨、肩甲骨などが連動しながら身体全体で動いています。
例えばベリーダンスで骨盤を回すときも、股関節だけが柔らかければきれいに回せるとは限りません。
片側の腰や股関節まわりの筋肉に強い緊張があったり、体幹を片側へ動かしにくかったりすると、同じ動きをしているつもりでも左右で感覚が変わることがあります。
また、
「右が動かしにくいから、右だけが悪い」
とも限りません。
身体は全体でバランスを取りながら動くため、反対側の筋肉の緊張や、足の踏み方、骨盤・背中の動きなどが影響していることもあります。
そのため当院では、気になる部分だけを見るのではなく、実際に動いていただきながら身体全体を確認していきます。
「体の軸」とは、一本の線に身体を合わせることではありません
ダンスやスポーツでは、よく「体の軸」という言葉を使います。
ただし、身体の軸とは「常に身体を真っすぐにしておく」という意味ではありません。
ダンスでは身体を傾けたり、ひねったり、片脚に体重を乗せたりします。
大切なのは、見た目を無理に左右対称にすることではなく、
必要な方向へ身体を動かせること
動いたあとにバランスを取り直せること
左右それぞれで身体をコントロールできること
です。
静止した姿勢だけを見て「歪んでいる」と判断するのではなく、実際の動作と合わせて確認することが重要です。
施術内容|左右の動きやすさを確認しながら全身を施術

今回は、左右の動きやすさを確認しながら全身を施術しました。
主に行ったのは、
トリガーポイントセラピー、ストレッチ、関節へのアプローチなどです。
特にご本人が「効いている」と感じたのが、左の腰の横にある腰方形筋周辺への施術でした。
腰方形筋は骨盤と肋骨の間にあり、体幹を横へ倒したり、身体を安定させたりするときにも関わる筋肉です。
施術中は刺激を強く感じる部分もありましたが、身体の反応を確認しながら無理のない範囲で進めています。
整体では、痛いところを強く押せばよいわけではありません。
その方の身体の状態や筋肉の緊張、実際の動作を確認しながら施術することが大切です。
施術後|ベリーダンスの動きも左右で確認

施術後、再び鏡の前に立って姿勢を確認しました。
施術前と比較すると、身体と顔の位置関係にも変化が見られ、ご本人にも確認していただきました。
さらに、実際にベリーダンスで行っている股関節・骨盤を回す動きを左右それぞれ行ってもらいました。
すると施術後は、
「左右とも回しやすい」
という感想がありました。
この変化は動画でも確認できます。
ただし、一度の施術で身体そのものが完全に左右対称になった、あるいは身体の歪みがすべて改善したという意味ではありません。
その日の筋肉の緊張や関節の動きが変わることで、その場で動かしやすさや姿勢の見え方が変化することがあります。
大切なのは、その変化を確認しながら「自分はどこが動きにくかったのか」を知ることです。
痛みがなくても身体を見直すきっかけになります
整体というと、
「腰が痛くなったら行く場所」
「肩こりがひどくなってから行く場所」
というイメージを持っている方も多いと思います。
もちろん、痛みや不調をきっかけに来院される方は多くいらっしゃいます。
一方で、
趣味をもっと楽しみたい
スポーツを続けたい
身体を動かしたときの左右差が気になる
自分の姿勢や身体の使い方を知りたい
という目的で身体をチェックすることにも意味があります。
特にダンスやゴルフ、ランニングなどでは、日常生活では気づかなかった身体の動かし方のクセに気づくことがあります。
整体だけでなく「自分で動かす」ことも大切
整体によって筋肉の緊張がやわらぎ、今まで動かしにくかった方向へ動きやすくなっても、その状態を実際の動作で使えるようにしていくことが重要です。
そのため、ふじさわ整体院では身体を受け身で整えることだけでなく、必要に応じてストレッチや運動についてもお伝えしています。
また、併設する藤沢ピラティススタジオでは、リフォーマーなどのマシンを使い、
左右それぞれへ動く
体幹を保ちながら手足を動かす
股関節と骨盤をコントロールする
といった練習も行えます。
整体で動きにくさのブレーキを減らし、ピラティスで自分自身が身体をコントロールする。
趣味やスポーツを長く楽しみたい方には、このような考え方も一つの方法です。
まとめ|左右差は「悪いもの」と決めつけず、動きを確認する
人の身体には誰にでも多少の左右差があります。
そのため、
「身体は完全に左右対称でなければいけない」
ということではありません。
ただ、
「右には動けるのに左には動きにくい」
「同じ振り付けなのに片側だけやりづらい」
「回転すると一方向だけブレる」
など、実際の動作で大きな左右差を感じているのであれば、一度身体全体の動きを確認してみると、自分では気づかなかった部分が見つかることがあります。
今回の女性も、鏡で姿勢を確認したことで初めて身体の左右差に気づき、施術後にはベリーダンスの動きにも変化を感じられました。
痛くなってから身体を見るだけではなく、好きなことを長く楽しむために身体を整える。
ふじさわ整体院では、その方が「何をしたいのか」まで考えながら身体を確認しています。
ダンスやスポーツで身体の左右差、動かしにくさが気になる方もお気軽にご相談ください。
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