
産後骨盤が広がってしまったような感じがする。骨盤矯正を勧められたけれど、何回ぐらい通えば効果があるのかな?

出産を終え、育児休暇を取得している。半年後には復職の予定。それまでに産後の骨盤ケアをして、体を整えたい。
このようにお悩みではありませんか?
産後は「骨盤矯正をした方がいい」と聞く機会も多い一方で、実際に何回くらい通えばよいのかは気になるところだと思います。
産後の身体の状態には個人差があるため、一概に「○回で整う」と決めることはできません。
当院では身体の状態を確認しながら、最初は週1回程度のペースで施術を行い、4~6回程度を一つの目安として身体の変化を確認していくことがあります。
期間にすると、およそ1か月~1か月半です。
ただし、産後の身体を整えるために大切なのは、整体だけではありません。
妊娠・出産を経た身体には、筋力や姿勢、日常生活での身体の使い方など、さまざまな変化が起こります。
この記事では、
- 出産後に身体にはどのような変化が起こるのか
- 産後の骨盤矯正・整体でできること
- 何回くらい通うのが一つの目安になるのか
- 自分で取り組みたい産後のケア
について、分かりやすく解説します。
目次
- 出産後、身体はどう変化する?
- 「産後に骨盤が開く」とはどういうこと?
- 産後の骨盤矯正・整体では何をする?
- 産後の骨盤矯正は何回通えばいい?
- 整体だけではなく筋力を戻すことも大切
- 産後に自分でできるセルフケア
- 産後の腰痛や骨盤周辺の痛みが強い場合は?
- まとめ
出産後、身体はどう変化する?
妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて身体の重心が変化します。
お腹を支えるために腰を反らせる姿勢になったり、歩き方が変わったりすることもあります。
さらに出産後は、授乳や抱っこ、おむつ交換など、前かがみになる動作が一気に増えていきます。
そのため、
- 腰が重い・痛い
- お尻や骨盤周辺に違和感がある
- 肩や背中がこる
- 以前より姿勢が崩れたように感じる
- お腹に力を入れにくい
- 長時間立っていると疲れやすい
といった身体の変化を感じる方もいます。
つまり、産後の身体を考えるときには、骨盤だけを見るのではなく、姿勢や筋肉、身体全体の使い方を見ることが大切です。
「産後に骨盤が開く」とはどういうこと?
「出産すると骨盤が開く」とよく言われます。
妊娠・出産に伴って骨盤周辺の関節や靭帯には変化が起こりますが、産後の不調をすべて「骨盤が開いた」「骨盤が歪んだ」ことだけで説明するのは適切ではありません。
産後に感じる、
「骨盤がグラグラする」
「以前より身体が安定しない」
「体型が変わった」
といった感覚には、骨盤周辺だけでなく、腹部やお尻の筋力、姿勢、妊娠中から続いている身体の使い方なども関係している可能性があります。
そのため当院では、単純に「骨盤を元の位置へ戻す」という考え方ではなく、産後の身体全体の状態を確認することを重視しています。

産後の骨盤矯正・整体では何をする?
当院では、まず立った姿勢や身体の動き、腰・股関節周辺の状態などを確認します。
そのうえで、妊娠中や育児によって負担が集中している筋肉などに対して施術を行います。
たとえば、
- 腰まわり
- お尻
- 股関節周辺
- 背中
- 肩・首
などです。
産後だからといって、必ずしも骨盤周辺だけに問題があるとは限りません。
赤ちゃんを抱っこする時間が長ければ肩や背中への負担も大きくなりますし、授乳姿勢によって首や腰がつらくなることもあります。
その人が現在どこに負担を感じているのかを確認しながら施術することが大切です。

産後の骨盤矯正は何回通えばいい?
これは当院でもよくいただく質問です。
身体の状態や症状によって異なりますが、当院では最初は週1回程度のペースで施術を行い、4~6回程度を一つの区切りとして身体の変化を確認することがあります。
期間としては、およそ1か月~1か月半です。
ただし、
「6回通えば必ず骨盤が元通りになる」
という意味ではありません。
腰痛などの症状が強い方と、痛みはなく産後の身体を整えることが目的の方では、必要なケアも異なります。
毎回身体の状態を確認し、変化がみられれば施術の間隔を空けていきます。
必要以上に長期間、同じペースで通い続けることを前提にはしていません。
整体だけではなく筋力を戻すことも大切
産後の身体づくりで、もう一つ重要なのが身体を支える力を少しずつ取り戻すことです。
整体で筋肉の緊張を緩めても、妊娠中に変化した姿勢や身体の使い方がそのままであれば、日常生活の中で再び同じところへ負担がかかることがあります。
特に産後は、
- お腹まわり
- お尻
- 股関節周辺
などを無理のない範囲で少しずつ使っていくことが大切です。
当院では、痛みが強い時期にはまず整体で身体の負担を減らし、状態が落ち着いてきたら運動を取り入れることもおすすめしています。
「整えて終わり」ではなく、自分の身体で支えられる状態を取り戻していくことが、産後の身体づくりでは重要です。
産後に自分でできるセルフケア
産後は赤ちゃんのお世話が中心になり、自分のための時間を確保するのが難しくなります。
そのため、最初から本格的な運動をする必要はありません。
まずは、
- 同じ抱っこ姿勢を長時間続けない
- 授乳時にクッションなどを利用する
- 無理のない範囲で歩く
- 呼吸を意識する
- お尻や股関節周辺を軽く動かす
など、日常生活の中でできることから始めてみましょう。
産後の運動を始める時期については、出産方法や産後の回復状態によって異なります。
特に出産直後は無理をせず、産後健診などで身体の回復状態を確認してから徐々に始めることが大切です。
産後の腰痛や骨盤周辺の痛みが強い場合は?
産後の腰痛や骨盤周辺の違和感は珍しくありませんが、すべてを「産後だから」「骨盤の歪みだから」と考えないことも大切です。
痛みが非常に強い場合や、時間とともに悪化している場合、脚のしびれや力の入りにくさなどを伴う場合は、まず医療機関へ相談してください。
また、産後の出血や発熱など、産婦人科領域の症状を伴う場合も、整体より先に医療機関へ相談しましょう。
身体の安全を確認したうえで、筋肉や姿勢、身体の使い方などが関係していると考えられる場合に、整体や運動を選択肢の一つとして利用するとよいでしょう。
まとめ
産後の骨盤矯正について「何回通えばいいですか?」という質問に、すべての方に共通する回数を決めることはできません。
当院では身体の状態を確認しながら、最初は週1回程度、4~6回程度を一つの目安として変化を確認しています。
大切なのは、骨盤だけを整えれば終わりと考えないことです。
妊娠・出産によって変化した姿勢や筋力、育児中の身体の使い方まで含めて考えていく必要があります。
整体で身体の負担を軽減しながら、回復に合わせて少しずつ身体を動かし、自分自身で身体を支えられる状態を取り戻していく。
これが、当院が考える産後の身体のケアです。
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