「痛いのに、検査では異常なしと言われた」
「手足がしびれるのに、原因がはっきりしない」
「このままずっと治らないのではないかと不安」
こうした悩みを抱えて、ふじさわ整体院へ相談に来られる方は少なくありません。
実は私自身も、整体師になる前に同じような経験をしています。
右手のしびれが強くなり、仕事で使っていた包丁を握ることさえつらくなりました。
当時の私は、
「なぜ痛いのか」
「なぜしびれているのか」
「これから仕事を続けられるのか」
それが分からないことが、何より不安でした。
現在、私は整体院の院長として多くの身体の悩みをみていますが、この経験は今でも施術をするうえでの原点になっています。
この記事では、
- 病院で「異常なし」と言われても症状が残ることがある理由
- 私自身が右手のしびれを経験して感じたこと
- 整体院では身体の何を確認しているのか
- AI姿勢分析で分かること・分からないこと
- 整体より先に医療機関を受診した方がよい症状
についてお伝えします。
病院で「異常なし」=痛みの原因がない、ではありません
まず知っていただきたいのは、
検査で大きな異常が見つからなかったことと、痛みやしびれが存在しないことは別の話です。
ということです。
レントゲン検査は、骨折や骨の変形などを確認するために非常に重要な検査です。
一方で、身体の痛みには、
- 筋肉や腱への負担
- 関節の動かしにくさ
- 神経への刺激
- 同じ姿勢や動作の繰り返し
- 睡眠や疲労
- 心理的なストレス
- 運動不足や過度な運動
など、さまざまな要素が関係します。
そのため、画像検査だけですべての痛みの理由が分かるとは限りません。
必要に応じてMRIや血液検査など、別の検査が行われることもあります。
つまり、
「レントゲンで異常がないから気のせい」
ということではありません。
症状が続いているのであれば、「身体のどこに負担が集中しているのか」を別の角度から考えてみることも大切です。
私自身も、右手のしびれに悩んでいました
私は整体師になる前、魚を加工する仕事をしていました。
毎日、包丁を使ってひたすら魚をさばく仕事です。
当然ながら、手や腕にはかなりの負担がかかります。
最初は少し違和感がある程度でした。
しかし、そのうち右手にしびれを感じるようになり、仕事を続けることそのものがつらくなっていきました。
包丁を握る。
魚を押さえる。
手首を使う。
それまで何も考えずにできていた動作が、だんだん怖くなっていきました。
当時まだ若かった私にとって、
「この手が使えなくなったら、これからどうやって仕事をしていけばいいのだろう」
という不安は、とても大きなものでした。
一番つらかったのは「なぜこうなったのか分からない」ことでした
痛みやしびれそのものもつらかったのですが、今振り返ってみると一番苦しかったのは、
自分の身体で何が起きているのか分からなかったこと
だったと思います。
「使いすぎですね」
と言われても、仕事なので使わないわけにはいきません。
休めと言われても、ずっと仕事を休むこともできません。
私が知りたかったのは、
「では、今の自分の身体はどうなっているのか?」
ということでした。
この経験が、その後私が身体について学び、カイロプラクティックや整体の世界へ進む大きなきっかけになりました。
「痛い場所だけを見る」ことへの疑問
身体について学び始めて気づいたことがあります。
それは、
痛みを感じている場所だけを見ても、十分ではない場合がある
ということです。
例えば手をたくさん使う仕事でも、
手首だけが動いているわけではありません。
肩や肩甲骨が動き、肘が動き、手首が動きます。
さらに、その土台には背中や体幹があります。
パソコン作業なら、
首を前へ出した状態で長時間画面を見ているかもしれません。
介護や育児なら、
同じ側の腕ばかり使っているかもしれません。
スポーツなら、
特定の動作を何百回、何千回と繰り返しているかもしれません。
だから当院では、
「どこが痛いですか?」だけで終わらせず、「どんな動きをすると症状が変化するのか」まで確認する
ことを大切にしています。
ふじさわ整体院で確認していること
当院では、最初から「あなたの原因はここです」と決めつけることはありません。
まずお話を伺い、
- いつから症状があるのか
- どんなときに症状が出るのか
- 仕事ではどんな姿勢が多いのか
- スポーツをしているのか
- 朝と夜では症状が違うのか
- 病院ではどのような検査を受けたのか
- これまでどんな施術や治療を受けたのか
などを確認します。
そのうえで、
- 首の動き
- 肩の動き
- 肩甲骨の動き
- 背骨や股関節の動き
- 左右差
- 筋肉の緊張
- 症状が変化する動作
などを実際に確認していきます。
大切なのは、
姿勢だけを見て「ここが歪んでいるから痛い」と判断しないことです。
姿勢には個人差があります。
左右差があるからといって、それだけで異常とは限りません。
姿勢・動作・生活習慣・症状の出方をまとめて考えることが重要です。
AI姿勢分析を導入している理由
ふじさわ整体院では、身体を確認する方法の一つとしてAI姿勢分析を使用しています。
写真をもとに、
- 頭部の位置
- 肩の高さ
- 身体の傾き
- 左右差
- 重心バランス
などを視覚的に確認できます。
私がAI姿勢分析を使う最大の理由は、
患者さん自身にも自分の身体を見てもらいやすいからです。
「少し右へ傾いています」
と口頭で説明されるだけでは、なかなかイメージできません。
しかし実際の写真を一緒に見ながら説明すると、
「確かにいつも右に乗っていますね」
「言われてみれば仕事中もこの姿勢です」
と、ご本人が気づくことがあります。
この「自分の身体を知ること」は、その後のセルフケアを考えるうえでも役立ちます。
AI姿勢分析だけで痛みの原因が分かるわけではありません
ここは非常に大切な部分です。
AI姿勢分析は医療診断を行うものではありません。
また、
「肩が1cm下がっているから肩こりになった」
「骨盤が傾いているから腰痛になった」
と単純に判断できるものでもありません。
人間の身体にはもともと左右差があります。
姿勢にも個人差があります。
そのため当院ではAIの結果だけを見るのではなく、
問診・身体の動き・筋肉の状態・症状の変化などと組み合わせて判断するための補助的なツール
として使用しています。
AIが人間の身体をすべて判断してくれるわけではありません。
最終的に大切なのは、
実際に身体を動かしたときに何が起きるのか
です。
私が「見える化」を大切にする理由
私自身が右手のしびれに悩んでいたころ、
一番欲しかったものは、派手な説明でも「絶対に治ります」という言葉でもありませんでした。
欲しかったのは、
今、自分の身体がどうなっているのかを理解できる説明
でした。
だから現在も、施術をするときには、
「ここが悪いです」
だけで終わらせないようにしています。
できるだけ患者さんにも、
「この動きが少し苦手ですね」
「こちら側は動きやすいですね」
「この筋肉に負担が集中していますね」
と、一緒に身体を確認してもらいます。
原因を断定するためではありません。
自分の身体を理解するためです。
身体の状態が分からないまま施術を受け続けるより、
「今はここを改善していこう」
という方向が見えたほうが、不安は少なくなると私は考えています。
整体でできること、できないこと
整体は病院の代わりではありません。
レントゲン・MRI・血液検査などを行うこともできませんし、病気の診断をすることもできません。
一方で、
- 筋肉の緊張
- 関節の動かしにくさ
- 日常動作での身体の使い方
- 姿勢や左右差
- 身体を動かしたときの症状の変化
などを確認することはできます。
医療機関で重大な問題が否定されているものの症状が続いている場合には、
身体の使い方や筋肉・関節への負担という視点から整理してみる
という選択肢があります。
当院では、必要であれば施術だけでなく、ストレッチや運動についてもお伝えしています。
「異常なし」と言われても、まず病院を優先した方がよい場合があります
一度病院で「異常なし」と言われていても、症状が変化している場合は再度受診が必要になることがあります。
特に、
- 手足の力が急に入りにくくなった
- しびれや麻痺が急速に広がっている
- 歩くことが難しくなってきた
- 排尿・排便に異常がある
- 強い外傷のあとから痛みがある
- 発熱や強い体調不良を伴う
- 安静にしていても激しい痛みが続く
- 胸痛や息苦しさを伴う
といった症状がある場合は、整体よりも医療機関での評価を優先してください。
「病院か整体か分からない」という場合にも、まず医療機関で確認してもらうことをおすすめすることがあります。
私自身の経験が、今の施術の原点です
右手のしびれに悩んでいた当時の私は、まさか自分が整体院を開くことになるとは思っていませんでした。
その後、身体について学ぶために専門学校へ進み、施術の現場で多くの方を担当してきました。
そして現在、藤沢でふじさわ整体院を運営しています。
振り返ってみると、
「自分の身体がどうなっているのか分からなくて不安だった」
という経験が、今の私の施術の根本にあります。
だから私は、患者さんにもできるだけ身体の状態を説明したいと思っています。
AI姿勢分析を導入しているのも、そのための一つの方法です。
最新の機械を使うこと自体が目的なのではありません。
患者さんと施術者が、同じ身体を見ながら話せること。
そこに意味があると考えています。
まとめ|「異常なし」のあとに、もう一度身体を整理してみる
病院で「異常なし」と言われたのに、痛みやしびれが続く。
そんなとき、
「何も悪くないなら我慢するしかない」
と思ってしまう方がいます。
しかし、画像検査で大きな異常が見つからなかった場合でも、筋肉や関節への負担、身体の使い方など、別の角度から確認できることがあります。
ふじさわ整体院では、
問診
身体の動きの確認
筋肉や関節の状態
AI姿勢分析
などを組み合わせながら、現在の身体の状態を一緒に整理していきます。
もちろん、整体ですべての症状に対応できるわけではありません。
医療機関での検査が必要と考えられる場合には、受診を優先していただきます。
私自身もかつて、
「なぜこの症状が出ているのだろう」
と悩んだ一人です。
だからこそ、同じように身体のことで不安を抱えている方に、
まず自分の身体を知るところから始めてほしい
と思っています。
病院で大きな異常は見つからなかった。
それでも痛みやしびれが続いている。
そんなときは、一度身体の状態を整理してみてください。
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