「人間の骨って何個あるの?」
「骨の中はどうなっているの?」
「そもそも骨にはどんな役割があるの?」
私たちの身体を支えている「骨」ですが、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
成人の骨は一般的に206個。しかも骨は、ただ身体を支えているだけではありません。
この記事では、骨の数・種類・構造・働きについて、整体師の視点も交えながら分かりやすく解説します。

突然ですが、骨に関して、知っている事、いくつありますか?

『骨は、カルシウムから出来ている。』
『骨は、体の骨組みでしょ?』

そこまでは、ご存じの方が多いと思います。
この記事を読む事で、ひとつでも気づきや豆知識
になれば!と思います。
これから、骨について詳しく記事を書いていきます。
目次
●骨の数
●骨の種類
骨の数

●成人(大人)
合計=206個
頭蓋=23個
体幹(胴体)=51個
・脊柱 24個(頚椎7個 胸椎12個 腰椎5個)
・胸壁 25個(肋骨12×2)(胸骨1個)
体肢(腕や足)=126個
・上肢 64個(32×2)
・下肢 62個(31×2)
●小児(子供)
合計=206~208個

疑問になりませんか?
子供の骨の数が、6~8個多いのはなぜでしょうか?
それは、子供では骨盤の骨が癒合していない為です。
寛骨は、腸骨・坐骨・恥骨の3つの骨が癒合してできています。
子どもの頃はこれらが完全には癒合していませんが、成長とともに一体化していきます。
左右の寛骨と仙骨などによって、骨盤が構成されています。
骨の成長や骨同士が癒合する時期には個人差があり、部位によっても異なります。思春期以降も骨の成熟は続き、成人に近づくにつれて骨格が完成していきます。
寛骨:大人→1個
子供→3個の骨(腸骨・恥骨・坐骨)が軟骨で結合されている状態
仙骨:大人→1個
子供→4~5個の骨が軟骨で結合されている状態

●赤ちゃんの骨
赤ちゃんの骨は、大人よりも細かく分かれています。
成長するにつれて複数の骨が癒合するため、成人では一般的に206個になります。
そのため、「成長すると骨が増える」のではなく、成長とともに骨が癒合し、数え方としては少なくなっていくのが特徴です。
骨の種類

骨の形状は、大きくわけて5種類に分類されます。
●長骨

形:長い
例)大腿骨 2個(1×2)
他、
- 上腕骨 2個(1×2)
- 橈骨 2個(1×2)
- 尺骨 2個(1×2)
- 脛骨 2個(1×2)
- 腓骨 2個(1×2)
- 鎖骨 2個(1×2)などが挙げられます。
●短骨

形:小さい 丸っこい
例)
- 手根骨 16個(8×2)
- 足根骨 14個(7×2)など
(手、足の根本付近)
●扁平骨

形:薄い(板状)
例)頭蓋骨
- 前頭骨 1個
- 頭頂骨 2個(1×2)
- 後頭骨 1個
他、
- 胸骨 1個
- 肋骨 24個(12×2)
- 肩甲骨 2個(1×2)
- 腸骨 1個など
●含気骨

特徴:内部に空気を持つ
位置:頭蓋骨に集中しています
例)上顎骨 2個(1×2)
●混合骨

定義:ふたつの性質が混合する骨
例)前頭骨:扁平骨+含気骨
(軽量化・浮力増の為に、空洞があります。)
●不規則骨

形:形が不規則のもの
例)
- 椎骨 24個(頚椎7個 胸椎12個 腰椎5個)

- 仙骨 1個
この不規則な形をした椎骨が24個積み重なって、私たちの背骨を構成しています。
背骨の間には神経が通る部分があり、脊髄から枝分かれした神経が全身へと伸びています。
手足のしびれなどは、椎間板の変化や骨の変形などによって神経が圧迫・刺激された場合に生じることがあります。一方で、画像上の変化と症状が必ずしも一致するとは限りません。
そのため、単純に「背骨の歪み=症状の原因」と考えるのではなく、症状の経過や身体の動き、筋肉・関節の状態などを総合的に確認することが大切です。
●種子骨
●種子骨
筋肉の腱の中に形成される骨です。
腱にかかる摩擦や負担を軽減したり、筋肉の力を効率よく伝えたりする役割があります。
代表的なものが膝蓋骨(膝のお皿)です。
骨の基本構造


骨は二重構造で出来ている!
外はカリカリ(緻密質)、中はサクサク(海綿質)のお菓子のポッキーの様な構造です。

●骨膜
関節面を除いて、骨全体を包んでいる膜。(関節の部分は、関節軟骨が覆っています。)
厚さ:以下が付着する場所では増します。
- 筋肉
- 腱(筋肉と骨を結合)
- 靭帯(骨と骨を結合)
骨膜には神経が豊富に分布しているため、骨膜への刺激は強い痛みを感じる原因の一つになります。
緻密質

- 全ての骨の表面部分(骨膜の内側)
- かたく、リン酸カルシウムに富んでいます。
海綿質:
- 網目構造で、スポンジ状

骨端線
シャーピー繊維:

- 骨膜から分かれ出る線維
- 骨膜と骨をくっつけている繊維

骨とは、一番外側が骨膜
その内側に、緻密質
そのまた内側が海綿質

シャーピー線維
シャーピー線維(貫通線維)は、骨膜などを骨の表面にしっかり固定する役割をもつ線維です。
筋肉や腱、靱帯は骨と密接に関係しており、身体を動かすときには骨にさまざまな力が加わります。
当院では、骨だけを見るのではなく、周囲の筋肉や関節の動きも含めて身体の状態を確認しています。

みかんの皮を向いた時に、実と皮を繋ぐ白い繊維がありますよね。シャーピー繊維は、そのイメージと似たものになります。
骨の微細構造

●オステオン
●ハバース管
●フォルクマン管
骨組織は常に新しく作り変えられている
目的:①力学的に適した構造を作る
その時々の要求に答え続ける
骨は常に作り替えられています。
骨は一度できたら一生そのままではなく、古い骨を壊して新しい骨をつくる「骨リモデリング」を繰り返しています。
適度な運動や荷重は、骨の健康を維持するために重要です。
一方、加齢に伴う骨や関節の変化には、年齢だけでなく、遺伝、体重、過去のけが、身体にかかる負荷など、さまざまな要因が関係します。
そのため、「姿勢が悪いから骨が変形する」と単純に考えるのではなく、身体にかかる負担を減らし、筋肉や関節を動かしやすい状態に保つことが大切です。
②血液中のカルシウム濃度を調節する
骨はカルシウムの貯蔵庫としての役割もあります。血液中のカルシウム濃度は一定の範囲に保たれるよう、骨への蓄積と骨からの放出が調節されています。
まとめ 骨の働き

最後に、まとめです。
骨とは、4つの役割を持つ働き者です!
骨の役割は、以下の4つです。
●支える!
体の支柱:体全体の構造を保つ
●守る!
外部の侵害から守る:脳や臓器の保護
●作る!
血液生産:骨髄にて行われる
- 赤血球
- 白血球
- 単球
- 顆粒球 など
●貯える!
カルシウムの貯蔵庫
カルシウムは、体の運営に重大な影響力を持ちます。
ご自身の姿勢や身体の動きが気になる方は、当院では筋肉や関節の動き、姿勢、身体の使い方などを確認したうえで、その方に合ったケアをご提案しています。
※この記事は、整体・姿勢・慢性的な不調に興味がある一般の方向けに、専門用語を噛み砕いて解説しています
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