目次
- 変形性股関節症は整体で治る?
- 変形性股関節症は女性に多い?背景にある要因
- 整形外科で説明される股関節の痛みの原因
- 股関節が変形する仕組みを図解
- 変形性股関節症では運動した方がいい?
- 変形性股関節症に整体でできること・できないこと
- 変形性股関節症でふじさわ整体院が確認すること
- まとめ
変形性股関節症は整体で治る?
「変形性股関節症と診断されたけれど、整体で良くなるの?」
「できれば手術をせずに過ごしたい」
そう考えて整体を探している方もいると思います。
最初に大切なことをお伝えすると、整体で一度変形した股関節や、すり減った軟骨を元の状態に戻すことはできません。
一方で、変形性股関節症の症状は、画像上の変化だけでなく、股関節周囲の筋肉の緊張、動かしにくさ、筋力低下、日常生活での負担など、さまざまな要素が関係します。
そのため、整形外科で状態を確認したうえで、運動療法を基本に、必要に応じて筋肉や関節の動きに対するケアを組み合わせるという考え方があります。
この記事では、変形性股関節症に対して整体でできること・できないことを、できるだけ分かりやすく解説します。
変形性股関節症は女性に多い?背景にある要因

日本では、変形性股関節症は女性に多く、背景に発育性股関節形成不全や臼蓋形成不全などが関係しているケースがあります。
一方で、明らかな基礎疾患がなく、年齢とともに変形性股関節症を発症する場合もあります。
股関節の痛みや動かしにくさが続く場合は、年齢だけで判断せず、整形外科で状態を確認することが大切です。
整形外科で説明される股関節の痛みの原因

股関節の痛みに関係する要素を大きく整理すると、
- 関節そのものに関係するもの
- 周囲の筋肉などに関係するもの
があります。
実際には複数の要素が重なることもあります。
整体で変形そのものを治療することはできませんが、股関節周囲の筋肉の緊張や動かしにくさなどが症状に関係している場合には、身体の状態を確認しながら補助的にケアする余地があります。
股関節が変形する仕組みを図解
| 分類 | 背景の例 |
|---|---|
| 一次性 | 明らかな基礎疾患がなく発症するもの |
| 二次性 | 発育性股関節形成不全・臼蓋形成不全、外傷などが背景にあるもの |
股関節の構造は、骨盤と大腿骨をつなぐ大きな関節で大腿骨頭という頭の部分は球状になっており、骨盤側はその球体を受ける臼蓋というくぼみになっております。
言葉は難しいですが「ボールがソケットにはまっている」と思うとイメージしやすいです。
●ボール=太ももの骨の先端(大腿骨頭) ●ソケット=骨盤のくぼみ(臼蓋)
足の骨の先がボールのように丸くなっていて、ソケットのようにくぼんだ骨盤の骨にはまりこむ形になっています。
大腿骨頭と臼蓋はお互いを守るために関節軟骨がカバーしています。

変形性股関節症では、関節軟骨が薄くなり、レントゲンでは関節の隙間が狭く見えるようになります。

進行すると、軟骨下骨の硬化や骨棘、骨嚢胞などの変化がみられることがあります。

末期になると、荷重部の関節軟骨が消失し、軟骨下骨が露出することがあります。痛みや可動域制限が強くなり、歩行に支障が出る場合もあります。

なぜ変形が進行するかを「筋肉が硬いから」の一つだけで説明することはできません。
股関節の形態、年齢、体重、これまでの病歴、日常生活での負担など、さまざまな要素が関係します。
「軟骨が減る=痛み」ではないという事実
意外かもしれませんが、実は関節軟骨自体には「痛みを感じる神経」が通っていません。
では、なぜ痛むのでしょうか?
変形性関節症の痛みには、軟骨下骨への負荷、滑膜の炎症、関節包の変化など、複数の組織が関係すると考えられています。
そのため、レントゲンでみえる変形の程度と、実際の痛みの強さが必ずしも一致するわけではありません。
画像所見だけを見るのではなく、痛み、可動域、筋力、歩行や日常生活で何に困っているのかを合わせて考えることが大切です。
変形性股関節症では運動した方がいい?
変形性股関節症では、「歩くともっと軟骨が減るのでは?」と不安になる方がいます。
しかし、運動療法は変形性関節症の保存療法における重要な選択肢です。
大切なのは、痛みを我慢して闇雲に歩くことではなく、その人の症状や体力に合わせて運動量や内容を調整することです。
筋力トレーニングや有酸素運動、水中運動などを、必要に応じて医療機関やリハビリの指導を受けながら進めます。
運動開始時には一時的に痛みが増える場合もありますが、継続的な運動は痛みや身体機能、生活の質の改善につながることが期待されています。
変形性股関節症に整体でできること・できないこと
変形性股関節症に対する整体の役割は、変形した骨や軟骨を元に戻すことではありません。
股関節周囲の筋肉の緊張、身体の動かしにくさ、左右差などを確認し、症状に合わせて無理のない範囲で身体を動かしやすくすることを目指します。
一方で整体には、
・すり減った軟骨を再生する
・変形した股関節を元に戻す
・病気の進行を止める
・手術を必ず回避する
といったことはできません。
変形性股関節症では運動療法が重要ですので、当院でも医療機関での評価を踏まえながら、必要に応じてセルフケアや運動についてご案内します。
変形性股関節症でふじさわ整体院が確認すること
当院ではまず、股関節の痛みが出る動きや可動域、股関節周囲の筋肉の状態、歩行や立ち方などを確認します。
そのうえで、痛みを強く誘発しない範囲で筋肉への施術や関節運動を行います。
また、必要に応じて日常生活での負担の減らし方や、無理なく続けられる運動をご案内します。
整形外科での治療やリハビリに代わるものではなく、保存療法を補助する一つの選択肢として整体を位置づけています。

股関節は「ボールがソケットにはまっている」形になっています。
専門用語を使うと
①屈曲②伸展③外転④内転⑤外旋⑥内旋


という6つの動きが組み合わさって、あらゆる方向に動く仕組みになっています。
股関節の状態に合わせて、可動域や筋力、日常生活での動きやすさを無理なく維持していくことが大切です。
まとめ
変形性股関節症は、股関節の軟骨や骨に変化が起こり、痛みや動かしにくさなどが現れる疾患です。
整体で変形した股関節や、すり減った軟骨を元に戻すことはできません。
一方で、股関節周囲の筋肉の緊張や身体の使い方などが症状に関係している場合には、整体や運動を組み合わせることで、動きやすさや日常生活の負担軽減を目指せる場合があります。
変形性股関節症の保存療法では、運動療法や体重管理、薬物療法、歩行補助具などが検討され、症状や変形の程度によっては手術が選択されることもあります。
「変形がある=すぐ手術」ではありませんが、「整体だけで治す」ものでもありません。
整形外科で股関節の状態を確認しながら、その方に合った方法を組み合わせていくことが大切です。
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