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ストレスで顔がこわばるのはなぜ?表情筋の緊張・食いしばりとの関係

症状ブログ

「仕事に集中していると、いつの間にか眉間にしわが寄っている」

「気がつくと奥歯を強く噛みしめている」

「疲れてくると、こめかみや顎まで重く感じる」

「最近、顔にずっと力が入っている気がする」

そんなことはありませんか?

ストレスが続くと肩や首がこる、という話はよく聞きます。

しかし、人が無意識に力を入れてしまうのは、首や肩だけではありません。

眉間、目のまわり、口元、顎、こめかみなど、顔にも緊張が現れることがあります。

昔から、

「40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」

という有名な言葉があります。

もちろん、顔立ちは骨格や遺伝などの影響を強く受けるため、「顔を見ればその人の性格が分かる」という話ではありません。

一方で、

  • 眉間に力を入れる
  • 唇を強く結ぶ
  • 奥歯を噛みしめる
  • 顎に力を入れる

といった日常的なクセが、顔まわりの筋肉の使い方に影響することはあります。

整体の仕事をしていると、

「肩だけでなく顎まで力が入っていました」

「施術を受けて初めて、ずっと歯を食いしばっていたことに気づきました」

という方もいらっしゃいます。

では、なぜストレスが続くと顔がこわばるのでしょうか。

この記事では、ストレスと表情筋の緊張、食いしばり、咬筋・側頭筋との関係について解説します。


ストレスで顔がこわばるのはなぜ?

人は緊張したり、不安を感じたり、何かに集中したりしているとき、無意識に身体へ力を入れることがあります。

たとえば、

  • 大事な仕事の締め切りが迫っている
  • 人前で話す
  • パソコン作業に集中している
  • 車を運転している
  • 怒りや不安を感じている

といった場面です。

肩が上がったり、呼吸が浅くなったりする人もいれば、眉間や口元、顎に力が入りやすい人もいます。

短時間であれば特に問題にならないことも多いでしょう。

しかし、

「朝から晩まで仕事に追われている」

「休んでいても仕事のことを考えている」

「緊張している時間が長い」

といった状態が続けば、顔の筋肉も力が抜けにくくなることがあります。

これが「顔がこわばる」「顔が疲れる」と感じる理由の一つです。


表情筋とストレスにはどんな関係がある?

顔には非常に多くの筋肉があります。

その中でも、目や眉、口などを動かし、さまざまな表情を作る筋肉を一般に表情筋と呼びます。

うれしいときには口角が上がり、険しい表情をすると眉間に力が入る。

私たちは普段、感情に合わせて無意識に顔の筋肉を使っています。

そのため、ストレスを感じているときに、

眉間に力が入る

口元を強く結ぶ

目のまわりに力が入る

という反応が起きることも不思議ではありません。

ただし、

「ストレスを受けると必ず特定の表情筋が硬くなる」

「表情筋をほぐせばストレスそのものがなくなる」

という単純なものではありません。

心理状態だけでなく、睡眠不足、パソコンやスマートフォンを見る時間、食いしばりなど、いくつもの要因が顔まわりの緊張に影響します。


「表情筋」と「食いしばりに使う筋肉」は少し違います

ここは意外と大切なところです。

「顔の筋肉」とひとまとめにされがちですが、食いしばるときに強く働くのは、主に咀嚼筋と呼ばれる筋肉です。

代表的なのが、

咬筋

頬の外側にある筋肉です。

奥歯を噛みしめた状態で頬に手を当てると、硬く盛り上がる部分があります。

食べ物を噛むときに重要な筋肉ですが、食いしばっているときにも働きます。

側頭筋

頭の側面、こめかみ付近から広がる筋肉です。

こちらも下顎を動かす咀嚼筋の一つです。

仕事中などに食いしばるクセがある方では、

「夕方になるとこめかみが張る」

「頭の横が疲れる」

という感覚につながることもあります。

つまり、

顔がこわばっている=すべて表情筋の問題

というわけではありません。

眉間や口元などの表情筋だけでなく、咬筋や側頭筋などの咀嚼筋も一緒に確認する必要があります。


ストレスと食いしばりには関係がある?

「ストレスが強くなると食いしばってしまう」

という経験がある方は少なくありません。

食いしばりとは、食事をしていないときにも上下の歯を強く接触させたり、噛みしめたりする状態です。

特に注意したいのが、日中の無意識な食いしばりです。

たとえば、

  • パソコン作業
  • スマートフォン操作
  • 細かい作業
  • 車の運転
  • 緊張する仕事
  • 家事や育児
  • スポーツ

など、何かに集中しているときに奥歯を噛みしめていることがあります。

本人にとっては無意識なので、

「食いしばっているつもりなんてありません」

という方も珍しくありません。

しかし施術中に、

「一度、奥歯を離してみてください」

とお伝えすると、

「こんなに噛んでいたんですね」

と初めて気づくことがあります。


普段、上下の歯は離れているのが自然です

「口を閉じているなら、上下の歯も触れているのが普通」

と思っている方もいるかもしれません。

しかし、食事や会話などをしていない安静時には、一般的に上下の歯はわずかに離れています。

つまり、

口を閉じている=歯を噛み合わせている

ではありません。

仕事中やスマートフォンを見ているときに、一度ご自身の口元を確認してみてください。

奥歯が接触していたり、顎に力が入っていたりするなら、無意識に力を入れている可能性があります。

まずは、

「今、歯と歯は離れているかな?」

と気づくだけでも、自分のクセを知るきっかけになります。


食いしばりで咬筋や側頭筋が緊張するとどうなる?

食いしばりが続けば、咬筋や側頭筋を長時間使うことになります。

たとえば腕の筋肉でも、一日中ずっと力こぶを作り続けていれば疲れてしまいます。

顔まわりでも同じように、筋肉を長時間使えば、

  • 顎が疲れる
  • 頬が張る
  • こめかみが重い
  • 顔に力が入っている感じがする

といった感覚が現れることがあります。

また、顎の筋肉だけが単独で働いているわけではありません。

頭や首、肩の筋肉と協調して姿勢を保っているため、食いしばりがある方の中には首や肩の張りも併せて感じている方がいます。

ただし、

肩こりの原因はすべて食いしばり

というわけではありません。

肩こりには姿勢、仕事環境、運動量、睡眠などさまざまな要因が関係します。


眉間に力が入っていませんか?

食いしばり以外にも確認してほしい場所があります。

それが眉間です。

仕事中、スマートフォンを見ているとき、考え事をしているとき。

鏡を見ると、

「無意識に眉間にしわを寄せていた」

ということがあります。

特にパソコン画面を長時間見ている方では、目を凝らすことも多くなります。

そんなときは、

肩を下げる。

奥歯を離す。

眉間の力を抜く。

この3つを一度確認してみてください。

実際にやってみると、

「思った以上に全身に力が入っていた」

と気づくかもしれません。


顔のこわばりと首こり・肩こり

顔と首は離れているように見えますが、身体の中では当然つながっています。

食いしばるときには顎周辺だけでなく、頭や首の筋肉も一緒に働くことがあります。

また、パソコンやスマートフォンを見る際に頭が前に出た姿勢が続けば、首や肩の筋肉にも負担がかかります。

そのため、

食いしばり

顔の緊張

首こり

肩こり

が同時にみられる方もいます。

重要なのは、

「顔が硬いから顔だけほぐせばいい」

「肩がこるから肩だけ揉めばいい」

と一部分だけを見るのではなく、普段どんな姿勢で、どんな場面で身体に力を入れているのかまで確認することです。


自宅でできる「顔の力を抜く」方法

顔のこわばりが気になる場合、まずは日常生活のクセを確認してみましょう。

奥歯を離す

仕事中などに、

「今、歯を噛みしめていないかな?」

と時々確認してください。

強く噛みしめていたことに気づいたら、一度奥歯を離します。

眉間の力を抜く

目を閉じて、眉間に力が入っていないか確認します。

無理に顔を伸ばしたり強くマッサージしたりする必要はありません。

まずは「力が入っていることに気づく」ことから始めます。

肩を下げる

顔や顎に力が入っているとき、肩まで持ち上がっていることがあります。

一度息を吐きながら、肩をゆっくり下げてみましょう。

長時間同じ姿勢を続けない

パソコン作業などが長く続く場合は、時々立ち上がったり、首や肩を軽く動かしたりしてください。

同じ姿勢を長時間続けないことも大切です。


食いしばりが気になる場合は歯科への相談も大切です

食いしばりによって、

  • 歯がすり減っている
  • 歯が欠ける
  • 歯がしみる
  • 顎を開けると痛い
  • 顎から音がする
  • 口を開けにくい
  • 朝起きると顎が強く疲れている

といった症状がある場合は、歯科や口腔外科への相談も検討してください。

特に歯そのものや顎関節の問題については、整体院では検査や治療ができません。

必要に応じて専門の医療機関で診てもらうことが大切です。


「顔がこわばる」すべてがストレスとは限りません

ここは非常に重要です。

顔のこわばりや動かしにくさがあるからといって、すべてが筋肉の緊張やストレスによるものとは限りません。

特に、

  • 急に顔の片側が動かしにくくなった
  • 口元が片側だけ下がる
  • 顔にしびれがある
  • ろれつが回りにくい
  • 手足の麻痺やしびれを伴う
  • 突然の強い頭痛を伴う

といった症状がある場合は、整体を受ける前に医療機関への受診を優先してください。

「いつもの食いしばりだから」と自己判断しないことが大切です。


ふじさわ整体院で考える顔のこわばり

藤沢駅近くのふじさわ整体院にも、

「食いしばりが気になる」

「顎やこめかみまで疲れている」

「首や肩にいつも力が入っている」

というご相談があります。

このような場合、顔だけを見るのではなく、

  • 咬筋や側頭筋の緊張
  • 首や肩の筋肉の状態
  • 頭の位置
  • 肩甲骨まわりの動き
  • 日常生活で力が入りやすい場面

などを確認していきます。

整体によってストレスそのものを治療したり、食いしばりの原因をすべて取り除いたりすることはできません。

しかし、食いしばりや緊張とともに首・肩・頭まわりの筋肉に張りを感じている場合には、身体の状態を確認しながら筋肉や関節に対して施術を行うことがあります。

また、

「仕事中ずっと歯を噛んでいました」

「肩を上げて仕事をするクセがありました」

など、普段気づいていなかった身体の使い方を一緒に確認することも大切だと考えています。


まとめ|ストレスは顔にも現れることがある

ストレスというと、

「気持ちの問題」

と思われがちです。

しかし緊張しているときに肩をすくめたり、眉間に力を入れたり、奥歯を噛みしめたりするように、心理状態が身体の使い方に現れることがあります。

特に、

眉間

こめかみ

などは、自分では気づかないまま力が入っていることがあります。

「40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」

という言葉を、私は「顔つきで人間性が決まる」という意味には捉えていません。

むしろ、

自分が普段どんな顔をして、どこに力を入れて生活しているのか、一度振り返ってみる。

そんな意味で考えてみると面白い言葉ではないでしょうか。

最近、

「顔に力が入っている」

「奥歯を噛みしめている」

「顎やこめかみまで疲れる」

と感じている方は、まず今日一日、自分の顔や身体にどれくらい力が入っているか観察してみてください。

意外なところに、身体のクセが隠れているかもしれません。

この記事を書いたスタッフ

院長 河原敏彦

ふじさわ整体院の院長です。
体のことを分かりやすくお伝えできるよう心がけております。お気軽にご質問ください。

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