最近、何となく体調がすぐれないと感じることはありませんか？不眠やイライラ、倦怠感、体がほてるような熱感など、いわゆる“不定愁訴”が続き、日々つらい思いをしている40代女性も多いのではないでしょうか。実はこれらの不調の背景には、自律神経の乱れが潜んでいることも。
本記事では自律神経の仕組みや乱れが体にもたらす影響、そして整体による改善の効果を解説します。そのうえで、日々できる簡単なセルフケア方法もご紹介しますので、「最近体調が優れない」と感じている方はぜひ実践してみてください。
自律神経と不調の関係
まずは、無意識に体の機能を保ち続ける自律神経の乱れが体に及ぼす影響を見ていきましょう。
人間の体は意識しなくても心臓を動かしたり呼吸を続けたりするために、自律神経が24時間働いています。自律神経は大きく分けて交感神経（主に活動するときに働く神経）と副交感神経（主に休むときに働く神経）に分かれ、時と場合に応じた切り替えによって体内のバランスを保つ重要なシステムです。
日中やストレスを感じているときには交感神経が優位となり、心拍数や血圧を上昇させ、体がすぐ動けるようエネルギーを供給します。
一方、夜休むときや安心感を感じている時には副交感神経が優位となり、心拍を落ち着かせて消化を促進するなど体を回復に向かわせる作用をします。これら両者がシーソーのように切り替わり、昼間は活動的に、夜は休息モードになるように体内の状態が維持されているのです。
しかし、何らかの要因でこのバランスが乱れることがあります。例えば、長期化するストレスや不規則な生活が続き、過労や睡眠不足も重なると、交感神経が過剰に働きつづけ、副交感神経に切り替わる機会が失われるでしょう。
その結果、体や心に様々な不調のサインが現れます。例えば、顔がほてったり汗をかくといった更年期によくみられる体温調節の異常や、小さなきっかけでも不安感がもやもやと生まれ、気づかないうちにイライラしてしまうという精神的な不調が起こる可能性があります。
また、いざというときに心や体がうまく動かない状態は、不眠などの睡眠障害や連日の倦怠感、いつもの自分を保つことが難しい精神状態として出やすくなることも。
このように検査では異常が見つからないのに不調が続く状態は、一般に自律神経失調症と呼ばれることもあります。そのため、病院で検査を受けても「異常ありません」と言われがちで、どこに相談すれば良いか分からず不安になる人も少なくありません。
40代女性が感じやすい更年期症状
続いて、同じく40代の女性が特に感じやすい更年期の不調と、その背景について見ていきましょう。
40代に入ると、体内で年齢的な変化が潜むように進行していきます。 特に女性の場合は40代後半から50代前半にかけて、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌量が徐々に減り、閉経に向かいます。
その過程でホルモンバランスが乱れるため、脳にある視床下部（体内の事を管理する中枢）の機能が低下し、交感神経と副交感神経の切り替えが正常にいかなくなることが示されています。 これが、いわゆる“更年期障害”の一因となっています。
この時期に現れやすい不調は様々ですが、以下のような症状がよく見られます。
例えば、
「夜何度も目が覚めて完全に眠れないのに、朝から体が重い……」
「小さなことでも気持ちが張りつめてイライラしてしまい自己嫌悪する」
といったように、心身の不調が次々に押し寄せることもあります。
中には、朝起き上がれず家事や仕事をする気力が出ないという方も。また、ほてり（急に顔が熱くなって汗が噴き出す）や動悸（心臓がドキドキする）といった身体症状が出る方も少なくありません。
これらの不調で日々の生活をこなすのがやっとという状態になってしまうと、自信を失い別の悪循環に落ちていくことになりかねません。
こうした不調の背景には、必ずしも女性ホルモンの分泌だけではなく、大きなストレスを抱えている場合が多いことも見過ごせません。例えば、仕事や家事の負担、親の介護や子育てなど、いくつもの出来事が40代で重なり、心身に大きな負担がかかります。
そんな日々の経験的ストレスも不調を悪化させ、更年期の体の中での交感神経と副交感神経の切り替えを不安定にさせる要因になっているのです。
こうした更年期の不調は決して珍しいことではなく、同年代の女性の多くが何らかの症状に悩まされています。「自分だけがこんなに辛いのでは……」と落ち込む必要はありません。適切な対策をとれば、これらの不調は和らげることができます。
自律神経の乱れには整体が効果的！
そんな自律神経の乱れについて、知れば知るほど不安になるかもしれませんが、ご安心ください。というのも、乱れた自律神経を整えるには整体が有効だからです。
更年期の不調に対してはホルモン補充療法 (HRT) や睡眠導入剤などの薬で対処する方法もあります。しかし「できれば薬に頼らず改善したい」と考える方も多いでしょう。そこで注目されるのが整体です。ここからは、なぜ整体が自律神経の乱れ改善に効くのか、その理由を解説します。
体をリラックス状態にしてくれるから
整体では指や掌で筋肉を緩め、過緊張した筋肉のこりを解消。体をリラックス状態に戻していきます。筋肉がほぐれると血液の流れも改善し、体の隅々に酸素が行きわたるようになります。
これにより体は「休むモード」に入り、副交感神経が優位になります。 副交感神経が優位になると、体は自然にリラックスしようとするので、疲れた部分を修復する時間をもたらすことになります。さらに、呼吸が浅くなっている人は、整体で胸郭や横隔膜まわりの筋肉を緩めることで息が深く吸えるようになり、それも自律神経の安定に役立ちます。
背骨や骨盤のゆがみを改善してくれるから
整体では、体の主柱である背骨や骨盤のゆがみを改善します。 背骨が歪んだり骨盤が傾いていると、体の中で過重責任を抱える部分に不安定が生じ、結果その周辺の筋肉に過剰な負担がかかり続けます。
やがては、神経の通り道である脊髄周辺で神経作用が不安定となり、自律神経の傾きを引き起こすこともあります。 整体はこれらの過剰な負担に着目し、体を正しく支え直すことで、体の土台からバランスを立て直し、それに伴い心の安定も期待できるのです。
心が楽になるから
整体院で専門知識のある整体師に相談することで、一人で抱えていた不安が消えることもあります。気持ちが楽になる効果とこりの解消や骨のゆがみ改善などの効果と組み合わさって、不安定になった自律神経を戻す助けとなるのです。さらに、整体には薬のような副作用がなく、体への負担が少ないメリットもあります。
整体で変わる！40代女性のリアルな変化
「こんな複雑な不調に本当に整体が効くの？」と半信半疑に思う方もいるかもしれません。 しかし、ふじさわ整体院で施術を受けた多くの40代女性は、下記のような変化を体感しています。
＼ご来院者さまの声／
・よく眠れるようになった（不眠が解消し、睡眠の質が向上）
・理由なくイライラする回数が減った（気持ちに余裕が生まれた）
・朝の倦怠感が軽くなり、目覚めが楽になった
・ほてりや動悸などの発作が緩和した（体温の調節が正常になった）
・不安感が緩和し、気持ちが前向きになった
◎藤沢市在住 Aさん（45歳：女性）の例
長年不眠と倦怠感に悩んでいましたが、整体に週1回のペースで通い、数回の施術を受けるうちに、夜中に目が覚めず朝まで眠れる日が増え、朝起きたときの重い倦怠感も軽くなってきました。気持ちにも余裕が生まれ、家事や仕事に前向きに取り組めるようになり、Aさんは「世界の見え方が変わったことを実感しています。もっと早く受ければよかったです」と笑顔を見せています。
もちろん、個人差はあると思いますが、体をトータルで見てもらう整体の魅力を実感した方は少なくないのが事実です。
自律神経ケアに強い整体院を選ぶポイント
では、実際に整体を試してみようと思ったとき、どんな整体院を選べばよいのでしょうか？ 整体院は藤沢市内だけでもかなり数があり、特に「自律神経ケア」に強い整体院を探すのは不安でしょう。以下に、選ぶ際に注意したいポイントを一緒にみてみましょう。
自律神経不調に関する知識や実績があるか
ホームページや案内資料で、自律神経と更年期不調について詳しく述べている整体院を選びましょう。例えば、自律神経失調症や更年期障害に関する説明が記載されていたり、初回にきちんとカウンセリングを行ってくれる所なら、信頼性が高いと言えるでしょう。
女性が通いやすい環境か
更年期の不調を相談するには、プライバシーを意識せずに話せる仕切りや空間デザイン、歳の近い女性スタッフが居るなど、安心できる環境かどうかも重要です。積極的にチェックしてみて、「ここなら不調を話しやすそう」と感じる整体院を選びましょう。
施術方針が自分に合うか
整体の手法や方針は院によって十人十色です。やさしく筋肉をもみほぐすソフトな施術から、短期間で骨盤を整えるために骨格にアプローチする方法まで、院によって手法が大きく異なります。
自分が体感している不調の原因が筋肉にありそうなら筋肉のケアが強い整体院を、頭痛やめまいなど多様な痛みがあるなら骨格から全身を整えてくれる整体院など、自分の不調に合いそうな施術方法の院を選ぶようにしましょう。
通い続けやすいかどうか
整体の改善効果を十分に感じるには、一度の施術で終わりではなく続けて通うことも大切です。いくつかの整体院を調べ、自宅や職場から通いやすい場所か、分かりやすい地域にあるかなどを検討してみましょう。
例えば、家に近い整体院や駅に近い便利な立地にある院は通い続けやすいです。いくら良い施術を受けられても通いにくければ続かないからです。
口コミの評判が良いかどうか
気になっている整体院で施術を受けた人の声も確認してみましょう。例えば、ホームページの患者さんの声やGoogleマップなどの口コミ評価は貴重な情報です。同世代の女性が「不調が解消されて、楽になった」などと高く評価している院であれば、信頼性が高いと言えそうです。
以上を考慮に入れながら選んでいけば、きっと自分に合う整体院が見つかるはずです。 長年続く疲れや不調を改善するためにも、一人で抱えこまず、適切なプロの力を使うことも検討してみてください。
自宅でできる簡単セルフケア
整体院での施術と並行して、日常生活で自分で自律神経を調える簡単なケア方法を導入しましょう。どれも大きな費用や特別な道具を必要とせず、今日から始められるはずです。
深呼吸をする
自律神経を落ち着かせる最も手軽な方法のひとつは深呼吸です。布団に入る前やストレスを感じたときに意識して腹式呼吸をすることで、前準備をあまり要しません。ゆっくり息を吸いながらお腹をふくらませ、ゆっくり口から息を吐き出すのを何度か繰り返すと、気持ちが落ち着いてきます。一時的にでも副交感神経が優位になり、リラックス感を得られるでしょう。
体を温める
体を冷やしてしまうと、自律神経は乱れやすくなります。特に寝る前に体を温めると心身がリラックスしやすくなります。例えば、ぬるめのお湯にじんわり浸かる入浴をする習慣をつけましょう。お湯の温度は38〜40度ぐらいが目安です。体が芯から温まると副交感神経が働き、寝付きも良くなります。
自分の時間を作る
忙しい日々でも、自分のためのリラックス時間をできるだけ確保しましょう。小さな時間でも、好きな音楽を聴いたりストレッチをしたりしているだけでも様子は違います。藤沢市にお住まいなら、時に海岸沿いを散歩して潮風を感じるのもいい気分転換になるでしょう。 自分だけの時間を持ち、心に余裕を作ることが自律神経を落ち着かせます。
ストレッチや軽い運動を取り入れる
簡単なストレッチやヨガなど、家でできる軽い運動を日課にしてみましょう。簡単に肩や首を回したり背中をぱっと伸ばすだけでも、筋肉の緊張が和らぎ血行が促進されます。無理のない範囲で体を動かすことで、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになります。
生活リズムを整える
体内時計を正しく整えるため、平日の生活時間を整えましょう。毎日同じ時間に起床・就寝するよう心がけ、朝起きたら日光をあびると夜に自然と眠気がやってきて睡眠の質が向上します。また、寝る前のスマホ使用やカフェイン摂取を控え、心身をリラックスさせて眠りにつく工夫も効果的です。
自律神経の乱れによる不調は、整体院に相談しよう
不調に悩まされると「年だから仕方ない」「自分の不摂生が原因なのかも」と思い込んでしまいがちですが、決してそんなことはありません。更年期における自律神経の乱れは誰にでも起こりうる現象で、適切な対処で改善が期待できます。
整体という方法や日々のセルフケアを駆使すれば、つらかった不定愁訴が緩和し、再び笑顔で過ごせる日常を取り戻せるかもしれません。大切なことは一人で抱え込まず、勇気を出して一歩前へ進むこと。痛みや苦しみが辛いときは無理して我慢せず、一人で抱え込まず、専門家にぜひ相談してみましょう。
一歩踏み出せば辛い不調から解放され、笑顔で過ごせる日々を取り戻せるはずです。年齢を重ねても、心身ともに健やかに暮らせる未来を目指しましょう！
＼自律神経の乱れによる不調にお困りの方はぜひふじさわ整体院にご相談ください／