こんにちは。ふじさわ整体院の嵯峨です。
めっきりと寒くなってきて、体調は崩していませんでしょうか?
冬になると”免疫力”という言葉をよく耳にするかと思うのですが、その免疫システムをになってくれているのが白血球です。
血液が通う血管は筋肉の中に張り巡らされています。筋肉の緊張状態が続くと血管が収縮して血液の流れも悪くなります。そうすると、免疫力も下がってしまいます。
逆を言うと、筋肉が緩めば免疫力アップにつながります!
今回は、免疫システムの解説をメインに、整体と免疫についてブログを書いていこうと思います。
最後まで読めば、免疫力アップにつながるヒントが見つかるはず!!!免疫力をアップさせて寒い冬を乗り越えましょう。
目次
免疫システムを担う白血球
血液の成分 赤血球・白血球・血小板・血漿
赤血球が酸素を運び、血小板は血液を固まらせ、血漿というのはそれらが浮いている水であり、白血球というのは免疫システムの担い手です。
白血球は赤血球よりもはるかに少なく、そのうちの60%が顆粒球、35%がリンパ球、5%ちょっと切るぐらいが単球あるいはマクロファージと言われます。
●顆粒球には3種類
好中球、好酸球、好塩基球 そのうち95%が好中球
●リンパ球には2種類
B細胞【Bリンパ球】、T細胞【Tリンパ球】
○Tリンパ球 3種類 キラー、サプレッサー、ヘルパー
キラーが殺し屋 ウィルスに感染した細胞を破壊する
サプレッサーが抑え込み 破壊しすぎないように抑制
ヘルパーが助け役なんだけれども司令塔の役割 異物が危険なものでないか判断
●マクロファージ(単球)
血液中を流れている時は単球という姿で流れてるんですが、実際に免疫活動が始まると血管の壁を通り抜けて免疫反応の現場に駆けつけます。
単球が血管の壁を通り抜けた瞬間にマクロファージに変身!!
名前が変わるだけじゃなく、見た目も変われば機能も変わります。
マクロ=【大きい】ファージ=【食べる】
マクロファージは大食い細胞。ガブガブと異物を食べる主力になる細胞です。
細菌とウイルス何が違うの?
どちらも肉眼で見えない微生物ですが、全然大きさが違います。
細菌に比べて、ウイルスの方が全然小さい!ものによっては100倍ぐらい違ったりもします。
重要なこととしては、ウイルスというのは細胞膜を持っていません。
だから私たちの細胞の膜を通り抜けて入ってきてしまうのです。
一方、細菌は大きくて自分の細胞膜があり、私たちの細胞の中には入ってこれません。
だからウイルスは私たちの細胞に感染することができちゃうんです。
細菌は私たちの細胞の中に入ってきて感染することができないですが、細菌そのものが毒素を出して私たちに被害を及ぼしてきます。
免疫システムのしくみ
●ウイルスに対して
ウイルスに感染した細胞はもう自分の細胞じゃないから殺して!!と自殺サインを出します。
そこに大食い細胞マクロファージが寄ってきてBリンパ球とともにガブガブとウイルスに感染した細胞を食べ始めます。
マクロファージはガブガブと食べたウイルスのタンパク質の一部の死骸をひょいっとまた自分の細胞の表面に持ち上げて見せるわけです。(これを抗原提示という)
この時に使われるのがMHC。(MHC=メイジャーヒストコンパティールバロール 自分の細胞と外から来た異物の細胞を区別する遺伝子群)
⇒抗原提示することによりヘルパーTリンパ球を興奮させます!
ヘルパーTリンパ球:「そうか悪いやつが入ってきたかと、ウイルスが入ってきたか」ということで サイトカインという化学物質をジャカジャカジカとこの自分の周りに出します。
(※サイトカインとは、その他の白血球の兵隊さんたちに対して差し入れのようなものですね)
サイトカインを浴びると他のリンパ球たちも他の白血球たちも興奮を始めます。
⇒キラーTリンパ球は、ヘルパーTリンパ球からサイトカインをもらって目を覚まし、感染しているサインを出してる細胞をザクっと殺していきます。
⇒Bリンパ球は、ヘルパーTリンパ球からのサイトカインを浴びて、自分自身も大きくなって分裂。増えながらも、ウイルスを弱らせる抗体を作る(お薬のようなもの)。
⇒抗体を浴びるとウイルスというのは ヘロヘロになります。
ヘロヘロヘロになってパワーダウンしたところでマクロファージが「逃がさん!」と言って食べてくれます。マクロファージもヘルパーTリンパ球からのサイトカインを浴びて興奮してくるんですね~。
⇒ここで登場してくるのが、サプレッサーTリンパ球。
ウイルスが全滅しているのにも関わらず、細胞を殺すキラーTリンパ球が興奮したままだと困っちゃうので闘いを止めに入ってくれる役割を果たしてくれます。
こうして白血球の兵隊さんたちがウイルスをやっつけてくれるわけなんですけど、最後にまたやられないようにと記憶しておいてくれます。
それが、Bリンパ球。
サイトカインを浴びて分裂したBリンパ球の大部分は抗体を作ることに使われますが、一部は免疫記憶細胞というものになるんです。一回かかったウイルスにまた侵されないようにしておいてくれます。
【ここで疑問】
Q:風邪はほとんどがウイルスでインフルエンザもウイルスですが、何度もかかってしまう人がいるのはなぜか?
A:風邪には200種類以上のウイルスがあると言われ、インフルエンザに関してはどんどん変化していくウイルスであるためである。
●細菌に対して
マクロファージと、顆粒球が対応してくれます。
(マクロファージは大食い細胞なので、ウイルスも細菌もなんでも食べてくれます)
細菌は大きく細胞膜を持っているため、私たちの細胞には感染しません。
細菌をマクロファージや顆粒球が異物として判断し、闘ってくれます。
ただ、Bリンパ球のような記憶しておくシステムが作動しないため、細菌には何度も侵されてしまうのです。
アレルギーと自己免疫疾患の違い
アレルギーというのは、過剰な免疫反応。
花粉であるとかの戦いを挑まなくてもいい相手に対して上記のような免疫反応が起こっちゃってる現象がアレルギーです。
自己免疫疾患というのは、自分の細胞に対して白血球が戦いを挑んじゃってるようなことを言います。
免疫の中枢とはなにか?
免疫の中枢とよく呼ばれるのは2つです。
骨髄と胸腺
白血球は骨髄で作られます。
実は白血球だけじゃなくて血小板にしても赤血球にしても、全部血液成分は骨髄の中で生まれるのです。骨は免疫の中枢(核となる部分)!
胸腺は成長するに従ってどんどん小さくなっていきます。
胸腺いうのは心臓の前のちょっと上にある臓器。Tリンパ球が成熟する場です。
Tリンパ球は骨髄で生まれて未熟な状態で血液中に入って、胸腺にたどり着き、胸腺の中で厳しいトレーニングを受けて成熟します。
成熟と言いながらも、実は97%は消えてしまい、3%のエリートしか残れないのです。なかなかハードなトレーニングなんでしょうね。
【ちなみに・・・】
胸腺:Thymus 胸腺でトレーニングを受けるからTリンパ球
骨髄:Bone-marrow 骨髄で成熟するからBリンパ球
整体と免疫
血流改善: 整体によって筋肉が緩み、血行が良くなると、酸素や栄養素が体中にいきわたりやすくなります。これにより、免疫細胞である白血球が活性化し、体内に侵入したウイルスや細菌と効率的に戦うことができるようになります。
リンパの流れの改善: リンパ液は、老廃物やウイルスなどを回収し、体外に排出する役割を担っています。整体によってリンパの流れが改善されると、免疫機能が円滑に働くようになります。
ストレス軽減: 整体は、心身のリラックス効果も高く、ストレスを軽減する効果があります。ストレスは免疫力を低下させる原因の一つとされていますので、ストレスが軽減されることで免疫力向上につながります。
まとめ
●体の歪みを整え、筋肉の緊張を緩めることで、自律神経のバランスを整える効果があります。自律神経のバランスが整うと、血行が良くなり、免疫細胞である白血球の働きが活発化します。
●整体は、単に体の痛みを解消するだけでなく、免疫力向上にもつながる可能性があります。みなさまの健康な体づくりをサポートします!
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