ボキボキ整体は怖くて危険なものなのでしょうか?
また特別な技術で、一部の人にしか音を鳴らせないような神がかった施術法なのでしょうか?
そのようなことはありません。誰しも自分の指の骨や腰・首の背骨をバキっと自分で鳴らした経験がおありかと思います。
ボキボキ整体は、自分でも鳴らすことができる関節を人の手を借りて動かして鳴らしているものです。
方法さえわかれば特別に難しいものではありません。
この記事ではボキボキなる仕組みと鳴らす方法、ふじさわ整体院でのボキボキ整体の考え方をご説明していきます。
動画で分かる!「ボキボキ整体」のやり方
ただの鳴らし方だけでなく、音が鳴る仕組みやリスクの回避方法など必要な情報を幅広くお伝えしています。
危険なだけなら広まらない!ボキボキのいいところ
「ボキボキ整体は危険だ」と強く不調する人がいらっしゃいます。
しかし本当に危険なだけの施術法であればやがて廃れていくはずです。効果があるものだけが淘汰されずに残っていけます。
ボキボキ整体の歴史は、紀元前までさかのぼることができます。
何千年にもわたって世界各国で、「人が健康に生きるうえで背骨を操作することが重要である」ことが確かめられています。
ボキっとなると体に良い事4つ
ボキボキの効果は医学的には4つあることが確かめられています。
①ゲートコントロール機序
②癒着の剥離による可動域の増大
③交感神経優位の抑制
④プラシーボ効果
平たく言うとボキっと鳴らしたことにより、関節に刺激が入ります。その結果
①痛みがやわらぎ
②動きが良くなり
③神経の高ぶりがおさまり
④体が楽になった気がする
ということです。なぜそうなるのか順に解説していきます。
①ゲートコントロール機序
痛みを和らげるとき、端的には鎮痛剤を投与すればいいわけです。しかしできればなるべく薬には頼りたくないというのが、あらゆる人に共通の感覚です。
薬に頼らずに痛みを和らげるにはどうしたらいいか?それは痛み以外の刺激を大量に神経に入力することです。
ボキっと関節を鳴らすと「位置覚」とよばれる感覚が背骨の神経に大量に入力されます。
その結果、痛みが一瞬で収まったような感覚が得られます。「天然の麻酔」の効果と言えます。
②癒着の剥離による可動域の増大
背骨は一本の骨の柱ではなく、24個の小さな骨の積み上げで出来ています。
ボキっと関節を鳴らすことで動きが悪くなっていた関節の動きが良くなります。
本来の可動域を取り戻す効果があります。
③交感神経優位の抑制
神経は背骨と背骨の隙間の骨のトンネルから身体の末端にかけて伸びています。根本である背骨をボキット鳴らすことで神経の昂ぶり(交感神経優位)を抑制し、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
④プラシーボ効果
「病は気から」の言葉通り、具合が悪い人に元気になってもらうには気分の問題も軽視できません。
長年辛く凝り固まっていた体がボキっと大きな音を立てて動いたら「なんだかスッキリした気がする」と爽快感を感じる方も多いです。
「ボキボキやってもらわないとスッキリしない」とおっしゃる方も少なくありません。
ボキボキ関節が鳴る仕組み
「ボキボキ関節が鳴る仕組み」を知るには可動域に4つあることを知る必要があります。
1、自動的可動域
2、多動的可動域
3,傍生理的可動域
4、病的可動域
それぞれ順に解説していきます
1、自動的可動域
読んで字のごとく自分で動かせる可動域の範囲という意味です。
指の関節で考えると分かりやすいです。人差し指をこれ以上曲げられないという所まで曲げたところです。
2、多動的可動域
もうこれ以上曲げられないと思っても、人の手を借りるともう少し動かせるという範囲です。人差し指で言うと、もう曲げられないと思っても親指をそえるともう少し曲がる可動域の範囲を言います。
関節を他動的可動域の限界まで追い込んだことを「インゲージ」と言います。
3、傍生理的可動域
別名「関節の遊び」と言います。
他動的可動域を過ぎたあとすぐに関節が外れて脱臼してしまっては危険です。
4の病的可動域に行かない様にクッションとして遊びがもうけられています。
ボキボキ整体の正体はこの「傍生理的可動域」にあります。人の手を借りてこれ以上関節が動かないという所までおいこんで、更に一瞬可動域の限界まで、関節を素早く動かす。
すると傍生理的可動域に到達した証として、関節はボキっと音を立ててなります。
4、病的可動域
関節の遊び、クッションの限界をこえて関節が脱臼してしまっている状態です。施術でここまで操作してしまうと、完全に事故となります。
ボキボキがうまくなるには
ここまで見てきたように、他動的可動域の限界まで追い込んだ後に一瞬、傍生理的可動域までうごかす(スラスト)することで音を鳴らすことができます。
ボキボキがうまくなるには、何度もスラスト(急激な関節操作)の練習をすることが大切なわけではありません。
優しくインゲージまで関節を追い込む操作を何度も練習することで、上達してていきます。
急激な操作で相手に嫌な思いをさせることなくボキっと気持ちよく鳴らせるようになっていきます。
ボキボキは怖くない!リスクの回避方法
ボキボキがうまくなるにはインゲージ(可動域の限界)まで関節を追い込むことが大切であるという事を述べました。
ボキボキ整体は確かにリスクを伴います。過去には悲しことですがアメリカで死亡事故の例も報告されています。
しかし闇雲に恐怖をあおることなく正しくリスクの回避術を知ることが大切です。
もっとも確実なのはインゲージ(可動域の最終端)まで追い込んだ時に痛みがないかを質問することです。
インゲージで痛みがあるのに、更にその先の可動域まで動かしたら危険なのは誰にでもわかることです。
この一つの事さえ徹底していけば事故は未然に防げます。
VAS 椎骨動脈スクリーニングテスト とは?
さらに一番リスクが高いのは首のバキバキであることが明確に分かっています。
理由は椎骨動脈という首の骨の中を通る血管にダメージがあるからです。
そこで有効なのがこの椎骨動脈スクリーニングテストです。
やり方は簡単です。
施術を受ける方に首を目一杯反らして捻ってもらいます。
あえて首の椎骨動脈に負担がかかるようなポジションをとってもらうという検査です。
この検査で陽性(首を元に戻した時、気分が悪いなどの反応がある)場合は首をバキっとやる操作はやるべきではありません。
これですべてが分かるわけではありませんが、十分な問診や検査を行わずにパフォーマンスでボキボキすることは避けた方が賢明です。
まとめ
●「ボキボキ整体=危険」というのは危険な思い込み
●危険を避けるための方法を知っていることが大切
●そのうえで必要ならやるし必要ない時はやらないと選択することが施術者にとって大切
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